富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

東都その① 銀座

農暦四月廿六日。晴。深夜25時に香港発で二時間半程うつらうつらしてゐる内に朝食サービスに起こされ朝六時に羽田着。京急で大門、大江戸線で六本木。六本木の交差点から「東洋英和」の腕章つけた方が児童生徒の通学に安全指導で時節柄、教職員も大変だ、と思つたら「父の会」で保護者が出勤前に六本木から鳥居坂まで20mおきくらゐに。

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鳥居坂の旅寓。さすがに朝七時半ではさすがにチェックインできずロビーで荷物整理して、トイレで洗面、着替え、ロビーのライティングデスクで書き物。ここのロビーは、とんでもなく高名な経済学者先生が理論的サポートする某政権の財政政策についてインタビュー受けていたり、某旧宮家のあれこれとか、さういふ場所。麻布十番から南北線で後楽園、春日から大江戸線に乗り換へ上野御徒町へ。この行程、歩く距離長く失敗。麻布十番から大江戸線で大門、浜松町から国電御徒町に素直に出るべき(覚へ書き)。アメ横で白山眼鏡店に香港で誂への眼鏡持参で掛け具合ひの調整してもらはうと。十一時半の開店で少し時間持て余し湯島の方へ少し歩いて甘味「みつばち」へ。さすがに昼前で口開けの客。みつばちといへば元祖小倉アイスだがアタシは豆かん

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白山に戻り、スタッフは私が眼鏡かけ耳に当たる部分に触診のやうに手を当てただけで、眼鏡の見事な調整を受ける。

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銀座線で銀座。鳩居堂。菊水。伊東屋伊東屋は店舗改築で基本文具は一本裏道の別館に移つて、こちらは初めて。赤

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青色鉛筆と色鉛筆専用削り購入。さすが伊東屋、店員の説明が鉛筆削りの刃が材質から貝印の何番か迄。某氏と再会。「ざくろ」に誘はれ昼餉ご馳走になる。壹眞珈琲店に移りいろ/\貴重な話聞く。無印の新店舗などで時間潰しタニザワ鞄店。ちょうどタニザワの鞄下げてゐたので丁重に接せられて恐縮。もう10年前に廃番となつた小型ダレス鞄で「丁寧にお使ひいたゞいて」と喜ばれる。銀座場外近くのドトールで書き物。

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某両氏との会食でイタリアンバールに旧交温める。東京の疎かつたいろ/\話を聞く。まだ二更に入るころで睡眠不足で眠くもあるが銀座線、赤坂見附乗り換へで御苑。

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銀座線で初めて(40編成中2編成だけしかない)昭和レトロモダンの特別編成車両に乗れる。陰湿だつた御苑の地下鉄站も大規模な改修中。靖国通り奥の知己の酒場に往つたらママが扁桃腺腫らして休業と張り紙あり。二度ほど飲んだことのある台湾系の酒場でビール一杯。舞踊稽古帰りの久が原T君と酒場Vで再会。T君とアタシぢゃほとんど志村&柄本の芸者コントの如きべっしゃりで口から生まれてきたやうなバーの娘らも多少ドン引きの感あり。もう少し飲むといふT君と別れたところ、その酒場で早番の上海娘が三丁目(旧赤線)の「龍の巣」でサラダ食べて帰るといふので、それに誘はれ夜食食べ鳥居坂旅寓に還る。半夜三更に東京タワーの電飾煌々と夜空に。f:id:fookpaktsuen:20190531153220j:image