富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-03-21

農暦二月廿一日。気温がまた摂氏15度まで下がる。慌たゞしい金曜日。銅鑼湾で散髪して帰宅。冷蔵庫整理のパスタ。
▼富澤暉(元)陸上幕僚長曰く

米国は自衛について他国に手伝ってもらおうと考える国ではない。米国が真に望んでいるのは米国中心の世界秩序すなわち世界平和の維持だと思う。秩序を破壊するものが現れないように抑止し、いざとなれば諸外国と多国籍軍などをつくって一緒に制裁する。これは集団的自衛権の話ではなく集団的安全保障の問題だ。

と。米国の望む「世界平和の維持」が逆に不安定な世界を生んでゐるとしても米国の秩序意志に関する指摘はご尤も。晋三が今なぜ集団的自衛権を持ち出したのか、は米国が財政難から政策が内向きになり「日本が何かしないと見捨てられるのではないかという危機感があるのでしょう」と大人が愚かな坊ちゃん診断。もう一人の大人の判断は登誠一郎(元)内閣外政審議室長で、靖国神社に祀られてゐるのはそも/\国のために戦で亡くなつた人々で東郷平八郎元帥ですら戦死ではないので祀られてゐないのに戦死でもないA級戦犯が合祀されたことの矛盾。東京裁判は勝者による一方的な裁判で多くの問題含むが「サンフランシスコ条約によって日本がその結果を公式に受諾した以上、戦争責任者=A級戦犯という図式を受け入れざるを得ない」ものであり、東京裁判が不公正でA級戦犯に戦争責任がないので合祀に問題はないといふ反論は成り立たぬ、と。