富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2009-02-08

二月八日(日)快晴。日値歳破、大事不宜と暦にあるが本日は香港挙げての香港マラソン。10Kからフルまで総勢55千人が参加の由。10Kのスタートは朝五時で三万数千人が参加。八時のフルマラソンのスタートをテレビニュースで眺め忸怩たる思ひ。まだ癒えぬ腰痛が憎らしい。今日もご公務。マラソンの影響でハーバー沿ひの幹線道路規制あり市街路がかなりの混雑。夕方、銅鑼湾に出ればゴールはヴィクトリア公園で午後1時半に終了のフルマラソンで街頭にまだ参加者多し。早晩に尖沙咀。昨晩のJimmy's Kitchen隣りの釜山韓国餐廳でランニングクラブの香港マラソン打ち上げに参加も応援もしてをらぬが末席を汚す。かなりの暑さで走りはかなり過酷だつた由。帰宅して朝日カメラと日本カメラ読みながら昨晩に続きマーラーの6番をゲルギエフ指揮のLSOで聴く。あの第4楽章が終はつたと思つたら突然“Tangerine”が流れた。レッドツェッペインの三枚目の。意表をつくi Podならでは、のこと。曲順設定のためSymphonyの次にTの筆頭の曲がTangerineがため。それしても意外とあの悲愴的、の6番のあとに流れるTangerineが合ふ。自然に。マーラーが聴いたらきつと感動してくれるかしら。中学1年の時にDeep Purpleのロイヤルフィルとの合奏に感動したとき以上に心が安らぐ。
朝日新聞の書評欄で新潮社の日本鉄道旅行地図帳のうち東京版をネットで注文。東京の市電なども含め網羅の由。面白さうだが表紙からして見事。敢へて東京の高低差だけの地形図に国鉄と薄色で私鉄の鉄道路線のみ配したレイアウト。原武史先生なんてこれ見ただけで垂涎だらう。かうして見ると東京がいかに高低差のある坂と谷の市街か、を納得。山の手が神田川渋谷川の谷間を除くとずつと高台。恵比寿居住の若い頃に明治通で新宿だ、外苑東通りで神宮だ、麻布を抜けて赤坂だ、と自転車で走りまくつた頃、麻布あたりの坂の多さに辟易としたこと彷彿。
神宮に 急く朝 心の悸さ 逢ふ神々よ 
とか迢空先生風に色紙に柔らかく書いたら久が原のT君にとかはウケるかしら。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/
富柏村写真画像 http://www.flickr.com/photos/48431806@N00/

日本鉄道旅行地図帳 5号 東京―全線・全駅・全廃線 (5) (新潮「旅」ムック)

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ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ(SHM-CD 紙ジャケットCD)

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