富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

和久田康雄『私鉄ハンドブック』

農暦癸卯年十一月初三。気温摂氏6.8/10.6度。曇(降雨0.5mm)。猿捕棘(山帰来)は慎重に枝分けしたが自然だと本当に棘のある茎が蔦のやうに枝と枝が絡み、これが群生してゐるところに手足を取られたら猿も逃れ難いか。

早朝にご尊父逝去のF君のところにお弔ひ。数日後の殯儀に参列できず時節柄通夜もないとお聞きしたため。祖父の代からの懇意。彼は我が先考を慕ひ、とても可愛がられた。先考の遺品のハンチング帽一つを彼に譲る。公設市場の青果商で有田みかん(赤秀)Sサイズを購む。10kgで3,400円。家人が🍊傷まないやうにと段ボール箱にきちんと新聞紙敷いて並べれば126個。1個あたり27円。近所の超級市場だと価格は2倍近いやう。


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和久田康雄(1934〜2017)は東大の鉄道研究会の組織者で卒業後に運輸省に勤務。職務上に収集のデータで殊に記録を総括的に残り難い私鉄のデータを集めた。この本はまことに貴重。それを入手す。