富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

癸卯年十月十七日

気温摂氏1.8/17.2度。晴。屋久島沖で米軍のオスプレイ機墜落。それを不時着水と言つてみせる防衛省。米軍に忖度の、まさに日本らしい言葉までの気配り。

NHKで26日放映を録画(古典芸能への招待)で野村万作家の舞台(8月に国立劇場大劇場での録画)を見る。先ずは小舞で鮎(裕基)、通圓(萬斎)と万作師の住吉。この住吉の舞ひを拝見できただけでもありがたい。万作と裕基で〈舟渡聟〉も面白い。そこまでで十分かも。その後は池澤夏樹の短編による新作狂言〈鮎〉と萬斎によるラヴェル〈MANSAIボレロ〉なのだがボレロベジャールとかバレエで見てゐるので表現力といふよりか身体能力として〈MANSAIボレロ〉は時間的に長く感じるほど入り込めず。装束が大仰しすぎて、それよりも何よりも顔の表情まで録画で露骨に見せられては。

▼日大アメフト部廃部処分について(荻上チキ)。部員の大麻吸引での全体責任。個人名までが報じられる。本来、自主性が重んじられる大学のスポーツ活動。部活動に対する大学の管轄。大学のブランディングの一環。管轄する上で大学組織のガバナンスの問題も露出。大麻の麻薬性がどこまでなのか。←これについて元柔道家のミゾグチ某女(日本女子大)かうした問題の解決には対話、コミュニケーションの大切。大学の看板スポーツで選手は多少の遊びは許されるのではないかといふ甘え。学生なのだから学業が本分……って荻上チキの視点と全くピントのズレた発言。たか/\大麻程度で何をこんなに騒いでみせるのか。