富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

島田清次郎『地上』

癸卯年六月初四。気温摂氏22.0/29.2度。晴。本日が中伏*1だと思ふと確かに昨晩も少し風も涼しく陋宅は冷房も使はず。日暮れゝば虫語も聞こえ始めてゐた。

普段はメガネが2本収納できる! レザー調ツーピースメガネケース使つてゐる。メガネ新調すると眼鏡店でくれるケースは厳ついものもあり2つもカバンに入れるとかなりの嵩になる。もつとシンプルなものがないかと思つて探したら見つけたのが、これ。

メガネ屋さんが作った こだわり メガネケース Sサイズ ブラック 2106-01

メガネ屋さんが作ったこだわりメガネケース これでアマゾンで478円で値段に比べたらかなり上質感あり。手元にあつた眼鏡店(白山)のメガネケースが144gに対して53gしかなかつた。

島田清次郎地上』読む。青空文庫にもあり。島田清次郎明治32年に金澤に生まれ二十歳で発表した『地上』は龍之介、菊池寛らも絶賛。当時、江馬修『受難者』、賀川豊彦死線を越えて』と並ぶ大正期の代表的なベストセラーだつたさう。金澤の近代文学館で島田清次郎の展示は見てゐたが最近になつて突然何でこれを読まうと思つたのかしら。最近こんんな読書ばかり。それにしても「なぜこれが大正時代にそんなに評判になつた」のか。読んでゐて一つも面白くなかつた。作家志望の若者の「どんなもんだ」感。清次郎は文壇に彗星の如く現れたが狂人といふほど心身を病んで早逝。享年31。


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金曜日の夕方からマチナカでジャズのナイトライブ中心としたイベントを地元の商店会(南町2)などが共催。めずらしくそれなりにマチナカに人が出てゐた。

今日の朝日新聞(全国版スポーツ欄)明日の準々決勝は強豪・明秀日立に挑むことに

*1:三伏」には諸説あるが一般的には夏至から3回目の庚(カノエ)の日が初伏、4回目(つまり今日)が中伏で立秋から最初の庚が末伏となる。