癸卯年六月初四。気温摂氏22.0/29.2度。晴。本日が中伏*1だと思ふと確かに昨晩も少し風も涼しく陋宅は冷房も使はず。日暮れゝば虫語も聞こえ始めてゐた。
普段はメガネが2本収納できる! レザー調ツーピースメガネケース使つてゐる。メガネ新調すると眼鏡店でくれるケースは厳ついものもあり2つもカバンに入れるとかなりの嵩になる。もつとシンプルなものがないかと思つて探したら見つけたのが、これ。
メガネ屋さんが作ったこだわりメガネケース これでアマゾンで478円で値段に比べたらかなり上質感あり。手元にあつた眼鏡店(白山)のメガネケースが144gに対して53gしかなかつた。
島田清次郎『地上』読む。青空文庫にもあり。島田清次郎は明治32年に金澤に生まれ二十歳で発表した『地上』は龍之介、菊池寛らも絶賛。当時、江馬修『受難者』、賀川豊彦『死線を越えて』と並ぶ大正期の代表的なベストセラーだつたさう。金澤の近代文学館で島田清次郎の展示は見てゐたが最近になつて突然何でこれを読まうと思つたのかしら。最近こんんな読書ばかり。それにしても「なぜこれが大正時代にそんなに評判になつた」のか。読んでゐて一つも面白くなかつた。作家志望の若者の「どんなもんだ」感。清次郎は文壇に彗星の如く現れたが狂人といふほど心身を病んで早逝。享年31。
金曜日の夕方からマチナカでジャズのナイトライブ中心としたイベントを地元の商店会(南町2)などが共催。めずらしくそれなりにマチナカに人が出てゐた。