富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

NURO光

陰暦正月廿八日。気温摂氏▲1/14.9度。晴。スズキで家人愛車の1年点検にアタシが出向く。8千キロ走行で異常なし。3時間の点検だつたが、その間、代車を貸してくれてスイフトとはいへスポーツ車なので速度計が220km/hまであつて加速もよく驚いた。家人の愛車はラパンで速度計は140km/hと可愛らしい。

一昨日のワクチン接種で悪寒が続く。体温は36.8度くらゐで数回37度になつた程度だが悪寒はひどい。代車でスーパー銭湯に往きお湯につかつてもサウナに入つてもお湯やサウナから出ると肌寒い。夕食に自家製のタイ風の海南鶏飯のあと今晩も早寝。


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本日の午後遅くNURO光の契約改メで業者のお兄さんが別のルーター交換に来た。作業服も今どきは柔軟剤で芳香ぷんぷんなんだねぇ(なぜ柔軟剤が芳香剤化してゐるのかアタシはわからないけど)。陋宅のネットはNURO光で一昨年秋の入居時に契約。集合住宅だが他にNURO光の契約者がこれまでおらずNUROの設備未導入で配線がされてゐないので一戸建て住宅と同じ形となるが3年だかの契約すれば新規契約特典で設備工事費(44千円)免除で1年目は月額980円ですなんていふものだから、それで契約。その時は最初のケーブル敷設が結局はNTTのインフラ借用なのでNTTとのやりとりで敷設工程に多少不便あり(初期敷設の場合はNTTのフレッツ光の方が断然お気軽なのだらう)。それでNURO光を月額980円で使つてゐたが昨年12月だつたか月額が突然52千円になつた。確かに契約では定額になるタイミング。さて何うしようか、何か得策はないものかと2か月ほど経つたところでNURO光より電話あり月々の料金が2千数百円になるプランがございます、といふ。
NURO光(G2T)とNURO光 for マンションの違いについて
これまでの契約はNURO光(G2V)(以下、A)といふやつで、それをNURO光 for マンション(以下、B)に再契約で、その場合、既存のAの契約が途中解約となるが違約金も発生しないし初期敷設時の工事費免除もそのまゝだといふ。すでにAのNURO設備「導入済み」といふことで(ってアタシの陋宅がために1年数ヶ月前に敷いたのだが)Bの対象になるのださう。但しBの新規契約も今回から3年でお願い致します。これですんなりいけば良かつたのだが先週、Aから「(現行の契約の)解約を受け付けました」のメールが届きスルーしておけば良いものと思つたら、その日の夜にネットが不通。しかもその日にBの「建物外の工事」があつたらしい。ルーターは正常に動いてゐるやうだが端末がネットワークで見つからない。偶然のことなのか? これまで1年数か月で1度もなかつた不通でリセットしても復旧せず。それでAに電話してみる(やりとりは以下の通り)。
光(Aのテクニカルサポート):ネット不通についてはプロバイダー側としては異常なし。リセット等で復旧しない場合は現場での点検等が必要。ただ契約があと1ヶ月で解約になるようなので、費用の発生の場合などAのカスタマーサービスと話してほしい。
光(Aのカスタマーサービス):現行の契約は3月末までで(契約途中での)解約となっている。
我:Bへの契約移行で料金が重複しないと聞いている。
光:Bの契約については関知してゐない。今のまゝでは3月末までは料金が発生するので2月末までとすることもできるが。いずれにせよ途中解約のため工事費の残額と違約金で約2万円が発生する。
我:Bのオファーでは、さうした負担は免除と聞いてゐる。
光:そのようなオファーがあるか何うかは承知していない。こちらはこちらの契約で請求等がされる。2月末で解約するか、3月の月額が発生するか、どちらにするか?
我:そも/\この現行契約の解約も私自身がそちらに求めてもおらず、それはBからの打診のはず。なぜ、それを承知せぬといふのか。それを、なぜ私が自分で解約等の手続き、決定をすることになるのか? 今日のこのやりとりでは一切、何も了解も決定もしてゐないということでご承知おきを。
このやりとりや、これまでの経緯で明らかなことは「NURO光」と「光 for マンション」は競合他社ならぬ社内ライバルのやうなものでトヨタトヨペットのやうに系列の中で競争が強いられてゐるやう。この2つの社内他社?は顧客データは他方が何のやうな契約をしてゐるか迄は見えぬらしい。それでもBがアタシのAとの契約で料金が特割から正価になり数ヶ月後といふ絶妙のタイミングで連絡してきたのだから何らかの情報は得てゐるのだがAはこのBへの乗り換へが面白くないことだけは確か。だいたいにしてAもBもNURO光なのだから契約が変はるからといつてルーターなんて交換しなくても良い気がしないか? あ、ところで実際のそのWi-Fiの不通は翌日にはしれーっと復旧してゐた(何が原因だつたのかは不明)。さういふ社内で営業1課と2課で競はせるやうなのが本当に卑しいこと。そこで競ふのは切ない仕事だらう。何にせよ気になるのはAとBによる月額請求と違約金だAの工事費云々である。Bに電話するとAのいふやうな請求は一切ないといふ。Aの契約が3月末迄となつてゐるのはBの不折……否、それは書家で「敷設」は2月中に済むものゝ万が一不通などあつた場合に備へてAの解約日を翌月末とした迄でAの3月分の請求はない、その上でBは契約最初の月は免費で3月の請求はござりませんといふ。Aはある、Bはない……さて何を信じるべきか。そこに存在するのがXの存在である。NURO光の親会社=SONYの直系が、それ。Aは請求する、Bは免除とする、その決定をするのがXでXがBの決定を優先する判断をすれば良い。Aは泣き寝入りとなるが、それがNURO光の掟なのである。資本主義の企業原理をまざ/\と見せられた感あり。

TBSテレビ〈報道特集〉緊急取材「ウクライナは今」
先週土曜日の〈報道特集〉を録画で見る。驚くなかれ金平キャスターらはルーマニアからウクライナに入つてゐた。ウクライナ情勢緊迫で取材を始めたらロシアの侵攻に出会はして現地突入。何といふタイミングか(バラエティ番組とかで橋下某の下らないコメントなど聞いてゐる場合ぢゃない)。金平氏は1991〜94年にJNNのモスクワ支局長でソ連崩壊を伝へゴルバチョフエリツィンに世界初で単独会見までしてゐるわけだが、それでもこのウクライナからの現地報道には驚かされる。この記者のすごいところはルーマニアとの国境で避難してきた人々に事前交渉なく近づいていつても誰も金平氏を一瞥すると取材に応じてくること。信じられるのではないだらうか。

NHK〈古典芸能への招待〉金春流能「関寺小町 古式」
昨晩放送のこちらも録画で見る。全国能キャラバンとかで(なんで「キャラバン」なんて呼ぶのかしら巡業で良いと思ひますが)今年1月末の横浜能楽堂でのこちら、金春円満井会横浜公演 より。この〈関寺小町〉をテレビの小さな画面で眺めるには正直集中できず。シテは本田光洋師で金春流では戦後6回目で10年ぶりださう。このシテ方の小町についてアタシにはテレビではとてもピンとこなかつたが、どの舞台でも必ずといつて良いほどにワキ方で森常好師の存在があるわけで、この関寺でも出の謡ひのところから本当によく通る声で安定感の極み。村上湛君より、この常好さんの父・茂好師(大正5〜平成3)がどれほどの名手であつたかを聞く。

院舍重災 社署急聘千名內地照顧員 增2.6萬個案 第五波累計15.8萬宗 - 明報
香港では院内感染で医療従事者も感染多く人出足りず医療崩壊で香港市役所は内地からの臨時の医療関係者雇用1千名を招聘の由。