陰暦正月十八日。気温摂氏▲2.7/10.2度。晴。
傾城水戸で本日より開催のこれを早速見に往く。
昨年は偶然に見たやうなものだつたが水戸地区の特別支援学校の生徒たちのアート作品が、これがもうじつに目からウロコのやうに素晴らしいものが多く見て飽きない。今年はこの時期にこれがあると楽しみにしてゐた。「健常者」が意識した前衛に対する「意図もない」感受性そのまゝの表現の結果が、これ。
小正醸造の見事に旨い芋焼酎を堪能してゐたが、ふと宝焼酎の甲類焼酎カップを買つてきて飲んでみた。西村賢太日記を読んでゐて連日の暴飲暴食ぶりに言葉もない。
ウーロンハイ六杯と肉野菜炒め、ハムカツ、ウインナー揚げ。最後にニラ玉定食とカレーそばを食べる。
それにタバコもクールだつたかを日に100本である。禁煙しないといけないので飛行機に乗ることすら厭ふほど。これで死なないはずもない。その氏が愛飲するのは宝焼酎の〈純〉で甲類焼酎のなかでは「ワンランク上の」ださうだが甲類は甲類。これをおそらくそのまゝ(ソーダやレモンなど用意してゐる形跡はない)連日「1本」つまり四合瓶を空けてしまふ。鶯谷の〈信濃路〉とかではハイボールは5、6杯は飲む。高級な銀座のバーとかでウイスキーを供されても身体が受け付けず吐いてしまふのだとか。この甲類焼酎を飲んではみたが酒好きのアタシでもエタノールにはさすがに途中で飲むのに飽きたばかりか酔つてゐるよりも頭が痛くなつてきて(関連してゐるのか何うかしらないが)悪寒もして早寝する始末。西村賢太はすごい。
「逃走論」40年後の世界 浅田彰さんは今なお「逃げろ」と訴える:朝日新聞
40年前にこれを読んで「逃げろ」はピンときたのか、こなかつたのかも忘れてしまつたが今になつて見ると確かに、このキチガイな政治装置の中では「軽やかに逃げる」ことしかないのかもしれない。赤塚不二夫のマンガが現実にフィットしてゐるやうに。
香港の不十分な防疫体制の立て直しのため内地から専門家チームが来港。これで香港の状況が改善することを祈るばかりである。