昨日の内に香港市役所と香港警察から本日国慶は香港各地で非合法の抗議活動開催厳重で暴力化も懸念されるところ安全に配慮をとご丁寧に警告あり。要するに中央政府への手前、さうした活動に参画しないでください。
习近平指出,我们要继续全面准确贯彻“一国两制”、“港人治港”、“澳人治澳”、高度自治的方针,严格按照宪法和基本法办事。我们相信,有祖国的全力支持,有广大爱国爱港爱澳同胞的共同努力,香港、澳门一定能与祖国内地同发展共进步、明天一定会更好。我们要坚持一个中国原则和“九二共识”,推动两岸关系和平发展,深化两岸经济文化交流合作,造福两岸同胞。实现祖国完全统一,是大势所趋、大义所在、民心所向,是任何人任何势力都无法阻挡的。
香港は今日を国慶ならぬ国殤とする市民多数。香港では朝八時に国慶で国旗掲揚とレセプション開催されるが林鄭は北京で政務司・張某主宰。国旗掲揚も七一同様に妨害懸念で会展の会場からモニタで眺める。
会展の外では、といつても少し遠くでは社民聯で梁“長毛”國雄君らが反中共で「奠」と書かれた黒棺担ぎ抗議活動。これは反六四からの中国民主化要求の活動で香港の若者の賛同がない。
最近「黨鐡」と罵られるMTRは朝から金鐘、湾仔と太子の三站閉門で地下鉄不停。午前11時からは銅羅湾等更に閉鎖と発表。消費場所は抗議方に嫌はれる新鴻基地産系ばかりかPacific PlaceやHysan Placeも臨時休業。太古でもAeonや超級市場、スポーツジムから映画館まで「従業員の安全を考慮して」で臨時休業。台風のシグナル10の如し。
午前10時からの天安門広場での建国70周年式典。様式の極み。70発の祝砲のなか広場の中央を天安門に向かひ前進する兵隊たち。天安門の楼上に習近平ら中共首脳が並ぶ。人民共和国の中心は軍。軍力の権力への服従。暴力を合法的に維持するのが権力。習近平の閲兵。1時間半の軍事パレード。人民行進始まり天安門楼上では体力も意欲も尽き果て椅子にへたれこむ江沢民。毛澤東思想。鄧小平理論。中共の象徴としての毛、今日の発展の礎である鄧を讃へる大きな肖像画が進む。人民の歓声の大きさ。それに続き、江澤民、胡錦濤と大きな肖像こそ続くのだが「坚持“三个代表”重要思想」と「坚持科学発展観覌」とあるだけで二人の名前なし。そして習近平。肖像画のあと「贯彻习近平新时代中国特色社会主义思想」である。毛沢東の建国、鄧小平の解放改革に続き習近平時代での強力なる巨大国家の安定。
とても晴れやかな表情で天安門楼上に姿を見せた林鄭。香港での抗議活動鎮圧で市民に銃口向けた警察官・劉某も人民英雄で招待される。馬鹿/\しいかぎり。
本日、すでにMTRの銅羅湾站は閉鎖。天后から歩かうかと思つたが丁度722系統の路線バス来て乗車。湾岸のハイウェイを走り旧湾仔警察で下車のつもりがGloucester Rdが車両通行止めで(暴徒が道路占拠したのではなく警察の事前の誘導?措置)湾仔北でバスを降りて銅羅湾へと還る。Jaffee Rdの狭い間口の五金屋が「香港人加油」で店頭に飲料や軍手、タオル等「ご自由にお持ちください」。自由や民主と路上で揮毫する書家もあり。
銅羅湾のSOGO前で本日は國殤と路上に祭壇で中共の終結祈るパフォーマンス。人民力量(政党)の陳志全議員が演説中。いつもの大規模デモ当日だと、この界隈は演説の嵐だが今日は「非合法」で他の政党や団体の演説は見当たらず。
中国が最も嫌ふのは香港の民主化運動がチベットやウイグルと連動すること。この夏の抗議活動は反送中から香港自治の問題が主であつたが今日は国慶節といふことで反中共が顕は。<結束専制還政於民>といふスローガン目立つ。
星巴珈琲は香港の経営が美心集団(Maxim)で経営者が親中といふことで星巴にも狼藉。
数多くの商業施設や小売店が臨時休業のなか反送中側とされる飲食店には行列が。湾仔の刃物専門の老舗・香港新中華は堂々と店を開けてゐる。ここの経営者は筋が通つてゐてチンピラや小僧が刃物調達できる店ではない。
いつもの大規模市民デモのやうだが〈和理非〉の一般市民の姿は少なく黒衣目立ち黒蟻の群れの若者たちが湾仔で夕方からの行動のため準備に余念がない。これまでの抗議活動に比べ今日は天下分け目と覚悟してゐるのか、今日こそ暴れるといふ雰囲気濃厚。
中環まで歩きいつものやうにFCCで冷たい早酒で涼をとり帰宅しようとしたら中環站も封鎖。上環まで歩く。上環だけ辛うじて開けてゐるのは上環まで閉鎖してしまうふと抗議者を西環(中聯辦)に向けてしまふから上環で散らさないといけないゆゑ。
中資の中国銀行やチャイナモバイルなどに狼藉多し。
香港の経営者が反・反送中であつた吉野家はまだ狙はれてゐる。本日の歩行者天国は5kmほどのウォーキング。運動不足解消。
陋宅に還ると中野Y兄より安否確認。CNNが香港から生中継ださうで確かにこれを見たら暴都そのもの。
荃湾で中学5年生の男子が警察に実弾で胸を撃たれたといふ。
黒蟻なので警察に対する反撃なのかもしれないが二人の警察を囲み警察の一人は倒され殴打されてゐるなか、もう一人の警官が拳銃で抗議者の少年を銃撃。非合法活動で取締りの警官に対する暴行で警察は「現場警員生命受到嚴重威脅,為拯救自己和同袍生命,向施襲者開了一槍」と弁明するが(こゝは暴徒が拳銃持つてゐる米国ではない)金属棒くらゐしか持つてない相手に対して至近距離から胸を狙つた。正当防衛でも通常、足を狙ふだらう。この6月からの泥沼の抗争の中で、どちらが先に殺つてしまふか?は分水嶺だつたが結果的に警察。これで次のステージに突入。林鄭はまだ警察を庇ふのか。
MTRは次々と站を閉鎖。運行する路線だけで見ると地下鉄がこゝまで減つてしまつた。深夜まで騒乱続く。
深夜、警察トップが今日の中学生銃撃につき「涉事警員生命受到極大的危險,在電光火石之間,別無選擇」と警官を擁護。「正当防衛で発砲に問題がない」といふ以外、何と答えられやうか。少しでも警察の瑕疵を認めることなど彼じたいできないし仮にそれをしたら警察組織じたいが暴徒化してもおかしくない。