富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

マカオ台風被害処理に人民解放軍出動

fookpaktsuen2017-08-25

農暦七月初四。連日夢見悪し。本日未明の作夢は香港で昔出入りしてゐた日本の某新聞社支局に何だか面白い資料があると出向いた際に公安だかの操作入り海外メディアも政治思想犯扱ひかと非常階段から逃げやうとしたら階下の出口付近が大量のスクラップ記事の段ボール等で埋まり、そのなかに埋もれ身動きとれず(台風被害の印象か)警察に連行されるが聴取はのんびりしたもの。場面は一転して学校で自分だけがなぜか空中浮遊とかできて(これはよくみる夢)ふわふわと。この夏は仕事で東京に戻り週末だけ帰省、先週末は台風直前のマカオに遊び、今日やつと夏の休暇3日目。家人と九龍に小旅行。陋宅より家人と北角の碼頭からの渡し船に間に合ふかしらとタクシーに乗つたら東區走廊渋滞。30分のんびりと待ち次の渡し船で紅磡へ。紅磡の碼頭を出るとすぐにKerry Hotelがある。政府がだいぶ土地政策で迷走した一帯で黄埔の西側の馬頭涌は公立小学の隣に公共団地立てたが建設工程に問題あり完成間近の団地を民間に放出、デベロッパーは団地水準の建物を躯体だけ残してマンションに改造され、このホテルの土地は今になつて思へば何年前だつたかフランスの馬のサーカス「ジンガロ」見たのがこゝでした。ホテルは大きなフードコートが全面に張り出しリゾート風な中庭から明るいロビーへ。香港の若手でホテル建築といへば、のAndré Fu(こちらマカオのStanley Hoの前の賭王傅老榕の孫)の設計(香港ではUpper House、東京のFour Seasonsだつたかも彼の設計)。昼時でロビーはかなりoutとinの客で混雑。クラブラウンジで下榻。このホテルはShangri-la系でGolden CircleのJade身分でどこまで格上げあるか?とクラブフロアのシティビューの普通の部屋予約してゐたがプレミアの広い方の部屋にはなつたものの海景は宛てがはれず。客室は最近の風潮で余計なゴージャスさはなくシンプルで機能的、細かいサインやソケットの位置までよく配置され全体に使ひ勝手よし。André Fu曰く
A lot of people associate hospitality design with luxury, visual excitement, that kind of thing. But, for me, the purpose of good hospitality is to be indulged. It could be something very basic - it's just the thoughtfulness of it that makes it a hospitality experience. - SCMP
昼に家人が紅磡でも何文田に近い葬儀場や殯儀屋の多い街區の老龍坑街にある成記といふ食肆で油渣麺が食べたいといふので猛暑のなか歩いて向かふ。成記を探してゐたら路地も入らうとすると路地端のオヤジに「成記はもう廃業したよ」と教へられ向かひの錦記といふ食堂に入る。まぁ繁盛してゐるが料理は良心的な値段で量が多く店員の愛想も格別。紅磡でも黄埔など沿岸は開発進むが、この一帯はまさにディープ紅磡で戦後の復興期に建てられた高層建築が老朽化で崩壊寸前で取り壊しや緊急補修少なからず。ホテルまで歩いて戻る。プールサイドに寛ぎジムで少し走る。とても清潔なジムとスパ。黄昏にクラブラウンジで早酒。酒を飲みカナッペやチーズなど頬張る。昼餉が量が多く無理して食べたので晩はこれでお終ひ。読書。スパに一欲し早寝。


一昨日の台風でマカオの被害甚大。今になつて画像で見たら、あれだけ路上まで賑はふ紅街市も夜食の美味い六記粥麺も水没。マカオ政府の台風対応とその後の復興支援が無策続きで行政長官が「基本法に則り」北京中央に災害支援要請。それに応じる形でマカオ駐軍の人民解放軍の兵隊1,600名だかが「満を持して」市街に出動し路上の瓦礫や回収されず腐敗し始めたゴミの片付け始める。マカオ市民もボランティアで市街の路上清掃などしてゐたが、まるで人民解放軍マカオの不便を一掃したかのやうな印象。台風被害は甚大であつたが北京中央にとつては党と軍の力を見せつけるよい機会になつたか。

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