富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-06-20

農暦五月十六日。酷暑。台湾の鵝油金葱。カリカリに揚げた台湾名産の紅葱頭をガチョウの脂に漬けてある、身体に良くない=美味しい珍味。炊きたてのご飯にちょっとのせただけでも幸せ。
▼晋三の昨日の船橋での街頭演説で「帰れコール」。吉祥寺もひどかつたさうで。2012年12月の自民党政権復帰となる衆院選挙の前夜、秋葉原で選挙活動締めくくる晋三への「安倍!、安倍!」の若者コールが懐かしいところ。あの若者らの晋三支持で「選挙権18歳への引き下げで一気に改憲まで」のシナリオのはずだつたのに。それが今じゃSEALD’sのやうに反晋三のムーブメントになろうとは。今日の北海道への遊説は急きょ中止の由。メジャーマスコミは報じないやうで。
時事通信の山口公明代表「政府は改憲発議できぬ、安倍首相に自制促す狙いか」といふ記事。

公明党山口那津男代表は20日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、憲法改正について「首相といえども憲法順守義務が課せられているので政府側から改正の内容の発議、意見を出すことはできない」と指摘した。憲法改正に意欲を示す安倍晋三首相に自制を促す狙いがあるとみられる。

ごく正論だが「首相といえども」は不正確、首相=最高位の公務員なのだから「首相にこそ」と言わねば。でも、どうせ晋三なら「私は、私はですね、自民党の、自民党の総裁、総裁としてですね」って言ふのでせう。それにしても那津男さんも選挙前だから、で公明党が「改憲賛成」側では学会の信者さんの票すら逃げる、といふ懸念もあつての、この発言か。これくらゐの正論は普段から題目を毎朝毎夕唱えるように晋三に会ふたびに苦言してほしいところ。実はこの那津男さんの発言、この「首相といえども」の前段で「安倍氏は首相としてではなく自民党総裁として当たり前の発言を繰り返している。首相といえども……」で(毎日新聞)ちゃんと晋三を庇つてゐる。いやはや。短い記事でも、この前段があるとなしでは随分とニュアンスも異なる。

国民主権基本的人権、平和主義……これをなくさなければ本当の自主憲法ではないんですよ。」