富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-06-16

農暦五月十二日。CXのMarco Polo Clubに入会は2004年。利用マイル数は1,282,000哩、香港からYで東京往復にすると21往復、無料で乗せて貰つたことになるが海外出張など続ける身でもないので有償での実際の搭乗は78回で111,771哩程度でしかない。これではMarco Polo Clubでグリーンの平会員のステータス維持がやっとだがCXがMarco Polo Clubの会員条件を大幅に見直し(こちら)。年に4フライト(2往復)すればグリーン、30フライトでシルバーでは会員増えすぎ優先登場では優先客が一般客より多くCやFの上客にしてみたら不愉快極まりなし。香港と台湾で雑貨小売りしてゐる若者が格安フライトで何度も往復してゴールドなんてのも珍しくない。そこでCXがBAを倣つて搭乗回数は却下、搭乗距離に「いくら費用をかけたか」のバイアスをかけたのが今回の見直し。グリーンの平会員でも年間100ポイント必要で香港&台北を割引チケットでは往復で10ポイントだから10往復しないとグリーンも維持できず。シルバーになるには30往復。東京まではYの準正規料金でも10ポイントなので5往復、格安だと10往復してやつとグリーン。アタシの場合はCXのAmexのエリートカード所持でMarco Polo Clubのグリーンのステータスは特典になつてゐるので、おいそれと剥奪はされないだらうがグリーン所持しても何ら特典がないのも事実。要するに高い運賃で欧米往復するやうな上客のみに厚遇を絞つたわけで、これはCXにとつてかつてのPassages(誰も覚へてゐないか)に近いが、マイレージ制度の黎明期に始まつたPassagesはポイント対象がC以上とお高かつたが当時のCは今ほど高価でもなく(割引ビジネス料金がかなりあつた)加入会社がCX、SQ、日本はANAだつたか?アジアでもかなり競合するエアラインがこれに鳩まつてをりあまり多くない獲得特典ですぐに無料搭乗が出来たので今のMarco Poloの見直しとは格段の差あり。で「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」でさういへばCXって機内食もセコくなつたわね、Cクラスの座席だつて狭くて斜め向いてゐるし……とマイナス面が気になり、これまで香港でCXでOne Worldだつたのに突然「スタアラもいいかも?」でSQのKrisFlyerの会員に。会員登録済ませると「初回のポイントの動きがあつたらカード送ります」で新参のご挨拶かはりにクレジットカード2社から合はせて5万哩入れたらAmexは即座にでSQからもすぐに「カード送ります」の返事。KrisFlyerにしたところでシルバーになるには年間25,000哩の搭乗が必要でアタシの生活ではあり得なし、そもそも大のシンガポール嫌ひがSQとは変節を我ながら嗤ふがスタアラだとSQの実は憧れてゐた客席の良さに加へ日本へはANA、台湾はEVAでタイ航空もあるので香港起点に便利は便利。気分転換でしばらくスタアラ者になることに。本日、早晩に中環。プリンスビルのWise Kidsで自分でも欲しくなるやうなデンマーク製の工事作業車のミニカー(といふにはデカい)玩具贖ひFCCへ。上海からI君が今日来港で昨日もご一緒のY氏、家人と会食。Y君の息子二人に玩具を香港の伯父さんから、と託す。
▼銅羅湾書店の経営陣の中共による拉致について。経営者の一人が突然この拉致の経緯について記者会見。今回の実行犯が「中央専案組」で、つまり公安も港澳事務の中聯辦も部外で今回の拉致は対香港の実務担当にとつては「……ったく」なコトなのだが中央が怒り千萬だつたのは習近平ら誹謗中傷揶揄するやうなゴシップ本も含めた言論と出版であつて(レベルの低い話だが)、銅羅湾書店の経営陣の拉致はそれへの懲らしめと国内でこの書店通じて書物入手する国内の反体制人士の顧客リストといふもの。何とも……。
共産党の志位委員長曰く

安倍首相は最近の演説の中で「気をつけよう、甘い言葉と民進党」とまで言った。いやしくも一国の首相が天下の公党に対してこのような低次元の誹謗中傷をやるべきではない。それはまともな政策論争ができない、国民に訴えるべき政策がないことを自ら告白するものではないか。

その通り。