富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

同性婚をなぜ選ぶのか?

農暦五月十二日。晴。猛暑。晩にNHKブラタモリ奈良歩き見る。平城京に対して東の外京に位置する今の奈良市街。迂生小学校4年だつたか今は亡き一つ年上のS従兄と小学生二人がお伊勢詣りから近鉄で奈良へ。西大寺から奈良に入り奈良市街=平城京だと思つたら高低差に驚き東大寺興福寺と歩くのにくたくたで「これって京都でいったら東山が繁華街になるようなもんやな」と、あの当時すでにブラタモリしてたか。夕刊でイラストレーターの長岡秀星さん逝去を知る。享年七十八。中学生のときに冨田勲ホルスト「惑星」のイラスト画で遭遇。そしてEW&Fの洗礼。晩遅く富田版「惑星」聴く。
自民党若手勉強会椿事青年局長更迭で事態収拾に大慌て。党執行部の一人青年局長更迭当然として「世が世なら切腹もの」とはよく言つたもの、ヤクザの世界なら威勢だけの徒弟の不始末は兄貴分の責で若頭に指の一本でも爪てもらふところ青年局長自身勉強会参加で所詮徒弟の一人だと思へば責任とるのは誰か、当然上席の組織運動本部長やろな(こちら)。それにしても自民党本当にぼろ/\。小泉三世「自民党をぶっ壊す」と言つたが小選挙区制と小泉改革で本当に自民党はダメ政党になつてゐたと痛感。
▼米国で最高裁同性婚認め、それ禁じる州すべて違憲に。異性でも同性でも番ひになるは良し、結婚する権利が何人にも平等といふ点もさうあるべき、だが同性愛といふ「近代にとつて異端の者」たちがなぜ結婚といふシステム=社会的制度に自ずから組み込まれようとするのか、がアタシにはわからない。むしろ結婚など嗤ひ「制度から自由」にあつてもいゝのでないか?と思ふ。
▼外務省人事で
(26日付)女性・人権人道・北極担当大使(リトアニア大使)白石和子
とあり。これがまだ
(25日付)トリニダード・トバゴアンティグア・バーブーダ兼セントクリスファー・ネビス兼ドミニカ大使(国際臨海開発研究センター理事長)岡田光彦
ならトリニダードトバゴ、アンティグアバーブーダ、セントクリスファーネビスなる見知らぬ国はドミニカ近くか、で済むが、なぜ女性と人権人道と北極が一緒なのか、と民草は悩む。朝日の「かたえくぼ」欄なら「女性問題も人権人道も北極星ほど遠い」。北極に日本大使館はないので恐らく何れも国連関連で国連大使一人では弁へず、なのだらうが。それにしても女性問題も人権人道も北極問題も大切で当然それ/\担当外交官遣るてゐるのだらうが、それなら「大使が必要か?」と思ふ。