富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

到秋老虎的炎威

fookpaktsuen2013-10-02

農暦八月廿八日。毎日、中文を読んでゐて多少、漢籍の素養もついてきたかしら、と思ひつゝ
過了中秋,日間雖然依然感受到秋老虎的炎威,但早晚已有些涼意,不期而然又教人想起秋冬當時得令的美食――各種各式臘味來了。 (唯靈)
なんて文章を新聞のコラムで読むと中秋の過ぎての、このまだ居座る暑さを「到秋老虎的炎威」なんて、こんな表現が本当に自然には出てこない、と思ふ。「老虎」ね、なるほど。
▼消費税8%に引き上げ、と晋三。朝日の「当初の理念は、浮いたお金で借金を減らし、財政再建につなげるというものだった。だが、お金に色はついておらず、別の使い道に回すことはできる。首相が目指す法人実効税率の恒久的な引き下げは、税負担を軽くして企業をもうけさせ、雇用や賃金が増えて、景気が回復し、税収も増える「好循環」をねらったものだ。事実上、消費増税で浮いたお金を法人減税に回したとみることもできる」といふ指摘がこの増税の事実を言ひ表してゐる。都新聞の社説「増税大義が見えない 消費税引き上げを決定」(こちら)。それに比べ日経さんの、この増税でまるで世の中まる/\良くなるやうなノーテンキぶり。これだけ所得格差だのワーキングプアがいはれる時代にこんな増税を国民が受け入れるもの。首相官邸焼き討ちもなし。累進課税を年収1千万円以上につき見直し増税とか高級品などの物品税復活とか検討できないものかしら。