富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

特首疑遇襲 港澳辦促懲處

fookpaktsuen2011-03-03

三月三日(木)晴。気温摂氏20度くらゐ。こゝちよい春。忙殺の一日が終はり帰宅してドライマティーニ一杯。浅蜊のパスタ食し中国山西省のGrace Vinyardのシャルドネ(Tasya's Reserve 09年)飲む。赤はけっこうイケるワイナリーだが白は今ひとつ鴨。本日、桑港で蘋果屋がiPad 2発表。そのiPad 2の発表より蘋果屋社長の登場こそ話題に。社長の元気さうな姿に「この人あつての蘋果屋」と思はず涙腺が緩む、がiPad 2を舞台で華々しく公開するときに、米国では一週間後、世界的にもその二週間後の発売で、なぜ一言、中国広東省でこの製造に努める労働者諸君に「君たちの頑張りの結果だ」と励ましの言葉がかけられないのかしら。寂しい。
▼香港政府の永久居民対象にしたHK$6,000の現金支給。具体的にどうやつて支給となるのか。香港の場合、日本の住民票のやうな登録がなく入境事務處はHKID(申請時住所のみ、転居の場合は住所不明)、税務署は所得税納税者、選挙管理委員会は選挙人登録者(任意)、運輸署は自動車免許保持者、警察は犯罪人といつたやうにそれぞれの部署が必要な市民個人情報のみ、を所持。HKIDが日本なら国民総背番号制と同一視されるが指紋まで管理されてゐても肝心な本人の居場所確認が不徹底なのが「まだマシ」。でいつたい今回どうやつて現金支給するのか。この「派糖」は決定したが具体的な方法は未定。日本ならさしづめ「子ども手当」とか具体的な支給方法が確定するまで、その手当支給ぢたい決定できないだらうが香港の場合、さうしたことは後で決めれば良い、でまづ支給するかしないか、の判断となる。物事を進めるには、この方がずつと真っ当で日本のやうに方法論でぐち/\いつていては何も進まない。それにしても具体的にどうするのか。また気になるのは対象を永久居民としても永久居民のステータスのまゝ海外の居住してゐたりする者も多いわけで、事実、アタシの陋宅を住所としたまゝ香港の永久居民有資格のまゝバンコクや蘇州、広州に居住する日本人の知人が数名。この彼らは支給対象となるのか、どうか。それが友人でも納税してゐないのに同等に支給は不公平と納税者の立場では思ふが政府は所得税納税の有無は問はず。で、ふと気づいたのがマカオの先例。マカオ特区政府は莫大なカジノ税で財政は潤澤、所得税が無税な上に毎年、この現金支給も実施中。そこでマカオ政府のこの支給制度を眺めてみると、こちら。具体的な支給方法は公務員や年金受領者はすでに振込先の銀行口座へ、それ以外の市民はマカオID登録の際の住所に小切手郵送。マカオIDの住所変更の必要な方は変更を、と。で出生年別に小切手郵送日と受取り=換金期限が定められてをり、わずか二週間。郵送日から十日以内に小切手届かぬ場合は確認手続きを。期限過ぎてのクレームは無効。これで少なくとも海外在住でマカオに連絡先もない幽霊市民には支給制限、といふところか。

澳門特別行政區居民身份證持證人在外地居住、工作或留學,身份證明局根據他們在換發智能卡式身份證時申報的住址寄發劃線支票。如果當時申報的是外地住址,又或這些居民向身份證明局聲明變更通訊地址為海外,當局會按其申報的地址資料把劃線支票郵寄到海外。在獲得劃線支票後,可以到澳門兌票,也可以在當地有「託收服務」的銀行申請兌票。

だが期間内にきちんと手続きすれば、なんとマカオでは海外にまで小切手郵送といふから驚き。

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