富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

陋宅も100Mbsの時代に

fookpaktsuen2010-08-24

八月廿四日(火)昼にPCCW来宅、「䊹」つまり光ファイバーを敷いていつた由。古いマンションでどうするのか、と思へば建物にはPCCWのi-cableのサーヴィスで光ファイバーが敷設してあり各フロアの分岐点からアタシの家へは、従来の電話線の両端の一方に光ファイバーを結びつけ、それを引つ張つたのださうな。この方法、もし途中でケーブルが切れてしまつた場合はどうなるのかしら。それこそ建物の壁中のケーブルは(壁を砕壊でもせぬかぎり)もう二度と使へず壁にケーブルを這はすことになるのか……。早晩に帰宅してさつそく繋いでみると、速っ。既存のADSLで最後に測るとDown26.16mbs/Up9.37mbsだつたが「䊹」では95.35/74.06に速度向上しWi-fiでも66.23/54.05に。ネット黎明期にネットの速度説明するのに裸像で頭の天ッ辺が映り始めてから局部まで何十秒、なんて使つてゐたが、今なら1秒以下の世界か、と感嘆。何よりupの速度向上が有り難ひ。昨晩の葡萄酒、G.C.CのCh. La tour Carnetの半分残りを楽しみつゝソーセーヂとジャガイモのグラタン。播磨の播磨屋の車豆の「おかき」いたヾき、それも頬張る。夕方より雨空。十五夜の月もなし。
▼昨日のマニラでのバスジャック。犯人への怒りよりもフィリピン警察の緩さ、特殊部隊ですらあまりに要領得ぬ粗忽さぶりに批難集中。晝から何度あつたかしれぬ犯人逮捕、場合によつては狙撃、の機会すら逸したことが早晩の悲劇に繋がつた、比較的穏やかであつた犯人を凶暴化させたのも談判の下手、警察の対応の拙さに起因、と。

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