十月十五日(水)快晴。今日の日経にポール=クルーグマン氏ノーベル経済学賞受賞受けた記事紙面が充実。十三日の同氏の受賞記者会見を伝へる紐育の藤井一明特派員の記事がわかりやすい。東京大学の伊藤元重教授の言ふ通りアタシなど「学者としての業績は知らなくても、厳しいブッシュ政権批判者として教授の名前を知つてゐる人も少なくない」の一人。その経済理論についての伊藤教授の文章を読むがアタシのやうな門外漢にはひとつつも理解できず。FT紙でもクルーグマン教授の経済理論を比較的平易に紹介するが
Earlier trade theories suggested that a country would trade with partners that were different - rich would trade with poor, and capital-intensive would trade with labour-intensive. In practice, rich countries tend to trade with other rich countries. Mr Krugman's analysis showed why this was to be expected: many products were most efficiently produced by large companies, but consumers wanted variety and would buy products from foreign giants as well as the dominant domestic corporations.
と言はれると、この程度のことがそんな凄いことなのか、と思ふのだが。経済といへば若い投資家のS君よりビデオドキュメンタリー“Why the Federal Reserve Violates the U.S. Constitution”を知らされ興味深く見る。米国の連邦準備制度(FRB)は米国の実質的な中央銀行だが実際にはJ.P.モルガンやロスチャイルド財閥、ロックフェラー家などの影響受けたウィルソン大統領が1913年にこのFRB設立の法案に署名しクリスマス直前に議会で通した結果(多くの議員は休暇中)設立された「民間銀行」。だから当然いつたい誰のために機能してゐるか、は明白。これは一部の人には周知の事実だが、このドキュメンタリー見る限り米国市民の多くはそれを知らず。本日も多忙続いたが疲労も鬱積するとフラ/\で強制終了で早晩に帰宅。それでソファか寝台にでも倒れ込めば可愛いゝが赤葡萄酒とパイプ煙草を喫す。少し飲んだだけだが一更で早々と使ひ物にならず。
富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/
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