富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2008-08-19

八月十九日(火)朝寝貪りホテルのカフェレストランで朝食後、今回広州に遊ぶたつた二つの目的の一つ(も一つの目的は昨日の大沙头二马路の写真機材店探訪)である広州動物園へ。広州は隣接の番禺市に巨大なサファリパークありそつちの方が有名だが市内の動物園はかつては市街の外れ、で今は旧市街と天河の新市街にはさまれた一等地。リッツカールトン広州は広州東站や天河とのシャトルバスの運行すらない、客は当然のやうに自家用車やタクシー利用で(駐車場には黄色のランボルギーニが今朝も停つてゐるが)アタシらがホテル玄関出て「タクシーは?」「要りません」で炎天下、傘をさして出掛ければドアマンも怪訝さう。ちやうどホテル横のバス停から動物園通る路線バスあり、で一路、動物園。市街地とは思へぬ緑。丘陵を上手く使つた造園ぶり。獣舎など老朽こそしてゐるが動物が見やすく公園内をぐるりと散歩して楽しめるのが佳い。数頭の象のための広大な敷地と獣舎、虎園も立派……それに比べて中国の国宝たるパンダの扱ひが貧弱で驚いたが。ところで物価高騰で動物園の入場料は大人で20元。300円だか高所得層除けばこれでは動物園とて遊ぶも叶はず。昼近くなり動物園を出て近くの飲食街。客引きの店主の眼力?に負け入つた北味坊餃子館。昼になるとかなりの盛況で実際に美味至極。ホテルに戻り午後4時のレイトチェックアウトまで寛ぐ。ホテルの屋外プールはアタシ一人。読書して微睡んでゐたら「申し訳ありませんが一時間ばかし施設の写真撮影がありまして」とさすがにアタシぢやモデルにならぬから退散請はれスパへ。これが内装は成金趣味のない地味だが立派な施設。富力地産系と思はれる富裕層メンバー客が二人ゐただけで静寂そのもの。広州はホワイトスワンホテルのスパが見事だが勝るとも劣らず。ホテルのワンフロアを屋外プール、ジム、スパに出来るのは地場のデベロッパーゆゑのこと。期待以上のホテルの質に満足でチェックアウト。タクシーで広州東站。和諧号で深圳まで一時間。自宅戻りが8時過ぎ。香港〜広州の移動は結果的にわかつたのは香港から行きは直通列車、帰りは時間に縛られずに和諧号で深圳乗り換へが便利。

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富柏村写真画像 http://www.flickr.com/photos/48431806@N00/