富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2005-12-22

農暦十一月廿二日。冬至。早朝は気温摂氏10度。寒さの極み。アミノギアを天井に載せたタクシーに遭遇。味の素の製品だが日本で販売しておらず。肉体疲労時にはかなり効果あり香港では山や走り関係ではかなり重宝。小泉首相メールマガジン
「改革なくして成長なし」という方針を堅持して改革を進めてきたことが、成果となって表れてきました。日本の社会全体に出てきた「やればできる」という気持ちをさらに力強いものにしていくように来年も努力していきたいと思います。
と今年の総括。「やればできる」か、なるほどね。やろうと思えば批難は適当にはぐらかし軽口叩いて、で何でも出来る。早晩に冬至で帰宅急ぐ人多く早めの帰宅ラッシュ。湾仔の上海料理、三六九飯店に芝麻湯圓を購ふ。湾仔で少し遊び七時すぎに地下鉄に乗ればいつもなら混雑の時間に空席あるほど。こうして冬至の人に家族で団欒、食卓をば囲む、忙しい香港のこのゆとりにほっとする。帰宅。冬至で南瓜をいただく。湯圓。疲れか熱もないのに悪寒ひどし。
▼昨日の立法会にて政府提出の政治改革案、民主派多数の反対で否決される。07年の行政長官、08年の立法議会のいずれの選挙も香港基本法では普通選挙実施が最速可能であったが全人代常委の解釈により時期尚早として延期。これをうけ自称政治家Sir Donaldが世渡り上手の政務長官と組み選挙人枠の拡大など盛り込み選挙制度の改革をば提唱。この改革案可決には立法会にて三分の二の賛成要り民主派でも劉千石など最近「転向」と噂される中道派がこの改革案の賛成に回るのではないかと噂され事実、民主派から六名が賛成に回れば可決とSir Donaldも決議前日まで中間派の誘い込みに躍起となる。しかし「無いに等しい」内容と具体的な直接選挙実施日程の提示ないことに「中途半端な改革で「改革が進んでいる」と見せることの目くらまし」とこの改革案を嗤う民主派は12月4日の普通選挙実施要求の10万人デモの民意も受け中間派と思われた立法議員も反対にまわり劉千石は一人、棄権。結果、否決。Sir Donaldも行政長官就任で最初の大きな政治日程であったが政治家と自称しながらいきなり政治力の弱さ見せつける。いつもニコニコだけが取り柄の世渡り上手の政務長官も昨日だけは否決後の記者会見では憮然たる表情。

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