十一月廿日(木)朝、自宅にて一瞬サイトにつながり安堵するが元木阿彌。何人か香港と東京の知人に尋ねるが依然つながらず。四日目。日本でも築地のH君よりつながらぬと報告あり。Tripodに確認依頼。だが香港でもかなり遅いがつながるケースもあり原因依然不明。先週あたりから香港にて感染性胃腸炎が流行。学校など集団感染あり。けして珍しくなき流行症だが兵庫県伊丹医師会に(こちら)予防対策あり。
予防対策:近年、感染性大腸菌感染症が多発しているので、各自治体から対策ポスターの貼付、対策パンフレットの配布など実施されている。ぜひ清覧されたい。
と。これのどこが予防対策なのか(笑)。
▼昨日綴った中国河南省駐馬店市での連続殺人。その「知能木馬」なるもの、何人かの方から「これは何ぞや?」とお問い合わせいただく。乱歩的に絡繰(からくり)の、かなり精巧なる器械を想像し「知能」といふ文字がICでも埋め込みSonyのAIBO的に判断力まで有し、まるで犯行者の思うがまま虐待加える木馬想像するも易し。だがこの「知能」、単に「知能発育年齢向け」、簡単にいえば「幼児向け」の意と普通にとれば、この木馬、単に幼児用の木馬の玩具にて、高級品は昔でいへば宮様がお玩びの舶來の木馬から今でいへば縫いぐるみの毛並みよき品(左)、簡単なモノなら自分でも作れる木製(右)まで。その幼児性の玩具に少年を縛るといふのが更に猟奇的か。この加害者の青年、報道によればホラー映画のビデオ好きなど「お決り」の趣味もあるが部屋には自ら描いた中国画飾るなど文化的生活の一面も、と(こちら)。ところで大久保のN兄より「駐馬店」なる地名、かつて街道交通を馬に頼った時代の宿場町とわかる地名、と。確かに。ある掲示板の書込みには中国での最近の犯罪、事故などネットカフェ多いのでは?、と。全くその通り。日本など「自由世界」にある若輩とてネットに群がるのだから自由統制され雜誌など活字、放送媒体が制約受ける中国に於てはネットこそ彼らに自由与える唯一の媒体。政治的規制も入るに入るがドバイでのポルノ規制などに比べれば甚だ緩きもの。
▼マイケル・ジャクソンさん(45)。こういった事件起きると本人の罪状より周囲のコメントに傑作あり(こちら)。まず日向野春総精神研究所所長の日向野春総氏、強い母親に育てられ精神的去勢状態になり成人女性への恐怖感から自分の思い通りにできる子どもへと関心が移り……とそこまでは事実かどうかは別にして心理学っぽくてまだ「なるほど」なのだが「繰り返す整形は自分を産んだ母親への復讐心の表れ」で「あのロボットみたいなダンスも母親への復讐に見える」と(笑)。ブレイクダンスは母親への復讐だったとは。次に犯罪心理学がご専攻の上智大名誉教授・福島章先生は「クリントン元大統領の例のように『スパースター』という社会生活で見せる人格と下半身の性的衝動が全くの別人格のようだ」と。大統領としての人格なら(それがないのが現職だが)まだわかるがスーパースターの人格って何? それにスーパースターは下半身の性的衝動あってはならぬようだが「英雄イロを好む」といふではないか。更に「お金があれば小児性愛にかかわらず、山崎拓先生のようにヘンなこともできるわけだから……」とおっしゃるが「ヘンなこと」はおカネがあってもなくても出来る、ただおカネがあると「犯罪にせずに」何かできる、といふことか。