富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

四月七日(日)快晴。晩にZ嬢と旺角花園街の客家料理屋泉章居にて麦酒飲みつつ金牌と誇る鹽局鶏と大蒜蒸茄子、美味。葵芳の葵青劇院にて仏蘭西より参りたる40 Fingers on the Pianoは四名の鋼琴弾きが見事に一台の鋼琴上にて演奏する表演にてBachやチャイコフスキ『眠れる森の美女』の編曲による演奏は些か辛いものがあったが後半LavignacのGrand Galop MarcheだのラヴェルのLa Valse、リストのハンガリー狂想曲二番となると真骨頂にてお見事。葵青劇院はホールとしては内部は立派ながら(バブル期の浪費でもあるが)劇場内部の広さに比べ建物に余裕なく退出する観客が出口、ホール狭く溢れてしまい渋滞するという全くもって設計上のコンセプトのお粗末さ。▼"What Time is it There?" Z嬢の話では蔡明亮作品仏蘭西は巴里のロケまであるといふからにはまさかいつもの父母と息子の物語終わったかと察すればいざしらず(笑)まだ「あの」父母と息子の物語続いていた、と。しかし父はついに他界し今後の展開が期待される蔡明亮