富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

五月三十日(水)雨。昨晩、ドナルド曾政務司長率いる香港財界人西域探訪10日間の旅が「無事」帰港。この飛行機に乗る彼らの会社だけで香港の証券市場の何割だかを占め、アッピール目的だろうがウイグルではウイグル独立急進派がこのツアーの安全は保障できぬと声明を発表、10日間、少数民族と踊ったり天然ガスプラントの計画を調印したり、香港が国内にむけての経済効果を宣伝しまくる香港政府、経済活動のようでいて、経済活動ならツアーを組む危険度を考えれば常識で個別に投資すればよく、これがどれだけ政治活動であることか。どうせなら中国の国内法で香港企業に対しCEOの北京への参勤交代や国内最低投資割合規準でも作っては如何か。香港にて鳥禽がウイルス感染していると大虐殺されてから10日、市場から鷄肉が消え、ついに昨日、中環の金庸記の厨房に焼鵝が掛けられておらず。清明節から端午節という焼鵝がいちばん美味い季節に香港政府の大虐殺は断罪されるべき。部分的にウイルスに感染した鶏がいたからといって、しかもヒトには感染せぬウイルスで、香港中の鷄を処分するというのは、オオウム真理教を理由に破防法、一人の悪人の罪を民族全体にふっかけるのと同じ発想。ウイルスは壊滅などできず、いかにしてウイルスと共存するかを考えるべき、鷄を殺して安堵するは政府の愚かさ。百年ぶりに競馬場訪れずの自宅テレビ観戦、韋達4勝に唖然、勝てず、自宅観戦はレース終了後に帰宅する勞なきこと発見す。