気温摂氏0.4/14.8度。晴。母が年越しそばに佐和(ひたちなか市)の木挽庵へいふ。茨城の蕎麦屋でも人気店で先行がこちらが好きで亡くなるまで一人ででもよく来てゐた。もう開業から30年。母も長いこと来てゐないしアタシも4年近く前に帰国してから来ておらず。昼のみの営業が11時半からで蕎麦がなくなり次第暖簾を終ふので年末であるし早めに行くに越したことはない。
家人と母と三人で11時10分頃に到着すると先客は1組だけで11時半を待たずに店が開いた。そのあとはすぐに行列に。鴨南蛮のせいろをいたゞく。
昨年の今日は浅草で並木藪の行列に並んでゐた。一昨年は水府の「みかわ」でこちらは大晦日は蕎麦の持ち帰りのみ。毎年の暮れに美味しい蕎麦を啜れることだけでも本当に幸せ。
年越しに母に何か買ひ物はないか尋ねると缶ビールでも少しあれば、といふので冬の乾燥こそビールが飲みたくなると同感だつたが酒のやまやに行くと母はビールはノンアルコールを選んだのに、ちゃっかりジャックダニエルの小瓶まで。ジャックダニエルのお湯割りも冬は美味しい、とこれもまた納得させられる。
正月は三日から出かけてしまふので近くの花店でセンリヤウを一枝だけいたゞいてきたものゝ花瓶にも立たず、ふと底枝を折り曲げ束ねて花瓶に入れると瓶内で枝が広がり安定して上手く企つてくれた。
お正月飾りは京都の公長斎小菅で見つけた竹籤のリースに稲穂と水引を遇つたもの。
晩に芹を根までたつぷりと入れた鍋をつゝく。
<評伝>「日中橋渡し役の責任」に執念 竹入義勝・元公明党委員長死去:朝日新聞
中道で国政のキャスティングボードとなり福祉国家実現を掲げ日中関係でも橋渡し役を務めた公明党・竹入元委員長が池田会長の死を見送るかのやうに逝去。