(大公報)香港では自動車免許教習で自動車学校ではなくいきなり路上での個別指導が普通。その「路上」のホットスポットもあり何かと問題もある。(蘋果日報)深圳の巨大電気街*1たる華強北の超高層ビルが数日前から原因不明の横揺れでビルや周辺からの非難もあり。ビル倒壊であるとか周辺地域の封鎖にはなつてゐないが米国の在広州総領事館が深圳で華強北に近づかぬやう米国市民に警告発す。またこれで中共は米国に不満たらたらだらう。
茨城県潮来市保健所が「外国人が働いている農家の皆さんへ」といふ文書配布。
- 外国人からの感染した可能性が疑われる新型コロナウイルス患者が多く発生している。
- 外国人と会話するときは必ずマスクをつけてください。
- 外国人と一緒に食事をしないようにしてください。
と注意喚起。市民から保健所に「不適切ではないか」との指摘あり県感染症対策課と潮来保健所は文書を撤回。潮来保健所の「外国人を差別する意図は全くありませんでしたが誤解を招く表現があったとしたら申し訳ありませんでした」といふコメントは瑕疵のあつた政治家と一緒で「あったらとしたら申し訳ない」で反省も謝罪もない。農家の高齢化と人手不足で外国人を農業実習生の名の下に雇用して感染があれば、のこの認識。呆れるばかり。
三日連続で本日も雨。いい加減、梅雨入りしてもよいのだが梅雨入りは沖縄から東海までの早さに比べ関東はまだ。東京がこのまゝ梅雨入りしなければ印象は「5月の爽やかな初夏」のまゝだから東京五輪はどんな猛暑になつても梅雨入り前で初夏か。北陸も梅雨入りしないので森喜朗のバイアスがかかつてゐるのかもしれない。
この書評を読んで、この本『ものがたりの家-吉田誠治 美術設定集-』を眺めた。子どもの頃から誰もがかうした家空間を想像して夢見るものだが絵の想像力の広さ、そして往年の安野光雅のやうな描き方の精緻さと柔らかさが何ともいへない。これが売れてゐるといふのはコロナ禍の巣ごもりでかうした想像に気持ちが掻き立てられることもあるし何より描かれてゐる家々の住人がみんな、それが古書店店主だつたり簡易郵便局の住み込みさんでもみんな「お籠りさん」系で世間とのつきあひを限りなく避けた生活をしてゐる、孤独を愉しんでゐるやうなキャラばかりだからなのかもしれない。
かういふ(上)ジブリの映像に出てきさうなメルヘンな孤城だと気持ちもおちつくが中には香港が舞台で九龍の高層密集住宅が水没!してゐるといふ、だうすればこんな想像ができるのだらうといふシーンもある。
九龍の油麻地がこんな水没だつたら、この近未来は東京も水没してゐるだらう。これは現実だつたら想像を絶する災害どころか末日の世界。それでも、この絵のタッチとこの少女の存在が宮崎駿の世界のやうにどこか新しい日々の到来を告げてゐるやう。