農暦四月廿五日。海南島から広東省を迷走する熱帯性低気圧の影響で天気不安定続き昼にかけて赤色警報発令で50mm超への豪雨。午後になり雨歇む。昨日から官邸のネット不調応急措置済んだが仕事溜まり、そこにイレギュラーな面倒な案件も。午後から深圳に行く予定は悪天候もあり取り消し。晩は自宅で台湾の缶詰めつかつた魯肉飯食し早寝。
▼「男を上げる」とは、まさにこれ。是枝裕和監督が文科相の祝意を辞退。
映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています。
映画賞受賞祝ひたいとする団体や自治体からの申し出を全て断つてゐるのだといふ。今回なぜこの発言になつたか、といへば、これも晋三で発端は7日の参議院文部科学委員会の由。(以下、朝日新聞より引用)立憲民主党の神本美恵子議員がノーベル平和賞受賞の「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に祝意示さなかつたこと論ひ「好きな人だけお祝いをするのはいかがなものかと思う」と指摘したのだといふ。晋三があんな奴だと思へばICANに祝意表したら大ニュースで、この質疑も重箱の隅をつゝくやうな……と思ふが、その神本君が「ぜひ近いうちに(是枝監督に)祝意を述べていただきたいのと、総理にちゃんとやりなさいと言っていただきたい」と指摘したことに文科省林芳正君が「大変いいアイデアをいただいた。来ていただけるかどうかわからないが、お呼びかけはしたい」と答弁したさうで実に陳腐なやりとり。それに対して是枝監督のコメントに溜飲も下がる思ひ。
▼「紀州のドンファン」死亡が毎日どうしてあれほどニュースになるのか不思議。奇妙な事件だが「依然、真相は不明」で。森友加計なら政治的で「依然、真相は不明」でも展開が何かしら報道されるべきだが殺人事件とか事実報道が突端にあるのはわかるが結果でないことには、と思ふのだが。