農暦九月初九。重陽節。どんよりとした曇り空。朝から湾仔周辺徘徊。朝食抜きで家を出てしまひ百年ぶりに大快活(同類の大家樂も含め)。朝のセットメニューのトッップがスープ入りマカロニ、トーストとスクランブルエッグのセット、飲み物つき。断然これを注文する者多し。
このスープ入りのマカロニ、香港の朝食で定番メニューだがけして美味しいと思へない。なぜ香港人はこれが好きなのか。
香港の公共フリーWi-Fiの速度は速い。そしてかなり安定してゐる。
公共場所で誰か勝手に充電してゐるのか、かなり古いスマホではあるが誰も盗みもしない。香港はかなり安全度が高いらしい。
湾仔影藝戯院閉業からもう12年か(蘋果日報)。とてもいい映画館だつた。ここか油麻地の普慶戯院に来れば何かしら面白い映画をやつてゐた。1988年の映画『木村家の人びと』が1990年代初頭に“The Yen Family”といふ題でこの映画館にかゝり(確か香港映画祭?で評判になつての常設館放映)といふ題で何百日だつたか公開ロングランの記録を作つた。
The Yen Family (木村家の人びと / 1988)
夕方に本降りの雨。湾仔のラーメン太郎に小腹の空いたS君と寄りアタシはキムチなど肴に酒を飲んで帰宅して小皿料理で焼酎を飲む。
切り刻まれたバンクシー作品「少女と風船」、落札女性が所持続けると表明 - BBCニュース 呆れるばかりのアートの世界 https://t.co/GQcSVp0d4m
— 富柏村 (@fookpaktsuen) 2018年10月17日
どうせならシュレッダー機能で全幅裁断されてしまふか、いっそのこと着火して燃えて灰になつてしまふのなら拍手喝采だが巧妙に半分だけ裁断されて残るところがあざとすぎぬか。これで作品価値が余計に上がるとは。