富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2017-12-31

農暦十一月十四日。陽暦で大晦。今年一年を振り返るとアタシにとつては随分と鬱な年であつた。人並みに考へれば楽しいこともいくつもあるといへるのだが気持ちがとにかく乗らない。何をするにもモチベーションも低くエンジンがかからない。仕事も遅れる。困つたもの。今日も残務処理で働き冬の好天眺めつゝジムのトレッドミルで走りあれこれ(年末の、といふわけではないが)雑なもの贖ひ帰宅。年越し蕎麦がないけどうどんでいゝかしらと家人が冷やしかけうどんを拵へてくれる。この冬は日本のテレビが繋がつてゐるので何十年ぶりかNHK教育N響の第九を聴く(22日収録)。指揮はChristoph Eschenbachもアタシにとつては若いイーメジであつたが老境か。エッシェンバッハが振っても良くも悪くも可も不可もなきN響の演奏。どうしても面白くない。収録のマイク位置の関係なのかピッコロがやたらと響いて聞こえる。N響コンマスが(裏番組の紅白で審査員してる)ひふみんかと思つたら元維納で若手の篠崎氏ももうこんな年か。紅白に全く興味もないがチャンネルを回したらLIFEで内村某扮するNHK General Executive Premium Marvelous Directorの三津谷寛治が代々木の空からヘリコプタから神南のNHKに飛び込む映像でNHK社屋の屋上で紅白会場入りしようとする三津谷を阻止しやうとするのが頭から足先まで黒装束のショッカー軍団現れ三津谷が戦ひ征伐するのだが、その相手が「暴力」「差別」と「圧力」「忖度」なのだつた。後者2つは明らかに晋三ワードだろ。これだけには笑つた。大晦とはいへ眠いものは眠い。今朝も4時起きだつたのだ。晩十時には寝てしまふ。よつて1時間時差のある日本の紅白の結果もゆく年くる年で各地の除夜の鐘もビクトリアハーバーに停泊中の船が鳴らしてみせる汽笛も聞いてゐない。蘭桂坊や銅羅湾タイムズスクエア前はカウントダウンで人で溢れハーバーでは花火もあるといふ。
▼晋三動静(30日)朝から昭恵夫人古森重隆富士フイルムホールディングス会長夫妻とゴルフのあと14:55に横浜の「九つ井本店」で遅い昼食。17:37にグランドハイアット東京に投宿で19:06からホテル内の寿司屋六緑で友人と食事……間3時間で本当に食事できるのか。