農暦十一月十二日。日本が仕事終はりになつてくれたおかげで忙しくなく雑務粛々と済ます。官邸のネット速度が人並みに早くなつた。早晩に湾仔のラーメン太郎にて鵝頸橋公厠倶楽部と自称する知己での忘年会。大いに飲む。恒例で鵝頸橋公厠前で記念写真撮る。自撮りもプロの写真家ゐるので本格的。皆と別れバーMで数盞を楽しみ深夜帰宅。
▼英国外交部の資料公開で20世紀末の英国の外交事情。サッチャー首相が日本の閣僚が渡英しては形式的にサッチャーと面会して握手して記念写真撮ることにうんざりしてゐたり。SCMPの記事で1997年以前の英国と中共の香港返還めぐるやりとりで新空港建設とパッテン総督の民主化が絡む面白いところだが、その記事の中で唐突に“The governor had already talked to the Japanese government, which, though unlikely to say much publicly, would be influential in private in Beijing,” the minutes read.とあり「なぜここに日本政府との交渉が?」と意味不明。中英交渉で日本が(そんな外交力もプレゼンスもないから)そこまで関与していまい。ネットでも同記事(こちら)を読んでみたら空港建設で日本のゼネコンが(今は昔)巨額の工事受注あり、これが中共にとっては面白くないところでもあったはず。
The announcement, which came without advance agreement with Beijing, drew heavy criticism from China, which accused Britain of emptying the public coffers before the handover of sovereignty in 1997.
Another set of documents show that major construction contracts for the airport project worth some £700 million (US$938 million) were awarded to an Anglo-Japanese consortium, while three British companies secured “good contracts” worth £250 million.
という部分が紙の記事では削除されていて、ここがないと上述の日本政府とネゴの意味が全くわからない。新聞の編集が雑すぎる。