農暦三月二十四日。穀雨。10数年使つたサムソナイトのスーツケースがかなり傷み閉めても時々蝶番が噛み合はぬ時もあり寿命で新しいスーツケース贖ふ。RIMOWAとかお洒落だが丈夫といふがCXなど同製品が輸送中に壊れ賠償求められるケース少なからずでRIMOWAは「取扱注意」にする内部指示ありと先日報道あり。いずれにせよRIMOWAに限らずスーツケースの両開きは気になるところで外で開けると中身が丸見え、ホテルの客室でも狭ければ開けば場所をとるし、トランク置き場もラックも開いたまゝでは扱ひつらい。それなりの大きさのスーツケースでも両開きは以外と物が入らずランニングシューズを入れただけで窮屈になる。それに比べソフトケースの箱型は家人がサムソナイトで72ℓのものを持つてゐるがこれが重宝してゐて今回はそれの最新型で107ℓを選ぶ(こちら)。昨今、手荷物の1つあたりの重さ制限厳しくなつてゐるが、これに満タンに荷物詰めたら重量オーバー確実*1。それでも大は小を兼ねる。 売り場でそれのダイヤルロックのところに鍵穴あり鍵がないので店員に尋ねると“TSA, USA”と言はれ何?と思つたら米国は当局が荷物開けて不審物検査する権限で最近のスーツケースにはTSA式の鍵がついてゐるといふ。何とも……。古いスーツケースを処分。ちょうどマンションの入り口に救世軍の衣料品・生活用品のリサイクル回収あり、そちらに。トランクにはホテルのシール何枚か貼られてあり懐かしいところ。マカオのウエスティンやヴェラビスタ。香港のマンダリオンオリエンタル等もロゴが変はつてゐる。昔はこのトランクに貼られたホテルシールが「いかに洋行してきたか」の手形のやうなものだつたが今ではダサい。それでわざとやつてゐたが今はそれどころかホテルでもシールがかなり珍しくなつてしまつた。どこのホテルだつたかポーターに尋ねたら「ちょっとお待ちください」とどこからか昔のシールを出してきてくれたことあり。
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*1:フライトで預ける荷物の重さ制限ばかり厳しくなり機内持込みは緩い。どうせならエコノミー本人体重+機内持込み荷物+預け荷物で90kgとか100kgにしてはどうか。