富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

週末澳門

fookpaktsuen2016-05-14

農暦四月初八。佛誕。昨晩は早寝決めたら夜中の1時半に悪い夢で目覚めてしまひいろ/\気にしなくていゝことまで頭を過ぎり発汗もひどく昔、医者に処方された精神安定剤服す。雨。朝の四時すぎまで日記書いたり読書。少し朦朧としたのでやつと仮眠。週末働いてばかりゐたが今週末は予定もなく家人と逃げるやうに一路、澳門。香港は小雨だつたが珠江のデルタ渡る頃は晴れ間も見える。朝十時に澳門に着き定宿のSofitelへ。クラブフロアの帳場でJunior Suite宛てがふといはれるが海景で、海景とはいへ珠海の開発区の埃っぽい風景眺めても仕方ないので澳門の街並み見下ろす市景の部屋を求めると退房の客がまだゐるので……ってそりゃさうだ、まだ午前11時前。午後イチなら入室できます、もし宜しければラウンジで朝食でも、と勧められる。ラウンジでは確かに週末の遅めの朝食の宿泊客少なからず。私らにはもう昼餉の時間なので荷物預け出街。33系統の路線バスで氹仔。いつもならXiolas O Castiçoに昼餉となるが今日は女将に挨拶して世間話しただけで偶には別な食堂も、とIN Portuguese Foodといふ食肆へ。狭い店で古い建物の二階が厨房、三階が食堂だが強い冷房と五月蝿い音楽に閉口で屋上へ。今日の気温なら外でも良い。Xiolas O Castiçoもさうだが、この食肆も切り盛りするのはフィリピン人たち。葡萄牙の料理が澳門に定着してフィリピン人が展開する、といふのも面白い。安いVihno Verdeを一本。食後これから食材など買出しに、といふ家人と別れ路線バスで爆睡のうちに宿に戻る。クラブフロアの帳場で未だ部屋の清掃と設へに一時間かゝるといはれラウンジで新聞でも読んでゐようと思つたら一つ格上のPrestige Suiteなら部屋がありますのでそちらを是非と勧められ断る理由もなく下榻。居間と寝室にウォークインの衣装間、市内見渡す大きなジャグジーのついた風呂場と洗面所で80平米。シャワー浴びて昼寝。家人戻る。午後5時半からの(も少し早くからにしてほしい)早酒時間。三鞭酒を二杯。マカオソウル。今日は客が多いとご亭主と女将も天手古舞。中二階の知己の客しか入れぬ書斎風の隠れ間に通される。Quinta do Crasto Reserva 2011年飲む。黄枝記。薑蔥撈麵。宿に戻り早寝。