富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

マカオ一日遊

fookpaktsuen2014-12-06

農暦十月十五日。日本から出張中の盛岡K嬢とZ嬢と一緒に澳門。自宅出てミニバスに乗つてから財布忘れてHKIDがなけりゃ出境出来ぬしクレジットカードないとターボジェットの発券すら出来ぬ。ミニバスで引き返し財布手にタクシーで金鐘迂回で波止場へ。澳門につくと秋日和池塘の周り散歩し松山ぐるりと巻いて新恵康超級市場で食材購入ののち澳門退休人仕協(Apomac)に昼餉。利多餐庁には何度も飰し近隣のこの組織は通つてゐたが中に食堂あることは今まで知らず。それなりの澳門料理供す。ピッチャーの赤葡萄酒はかなりの量。二龍喉公園。熊に挨拶してからK嬢この公園初めてなので世界一短いロープーウェイで頂上へ。東望洋砲台跡から荷蘭圍のほうに下り禮記でアイス頬張る。コスタカブラルのロータリーから白鴿巣公園抜け通りの骨董品何件か眺めてマカオソウルへ。結局、昼前から市街をこゝまで歩いてしまつた。それでも市街地は狭く7kmほど。大三巴に近いこの一帯の崖下、古風な町並み残つてゐるR. de São PauloとR de Nossa Sra. do Amparoの間で何だか無闇なアート系の都市開発進み無理やりアート系ブティックなど並べてみせて不粋。アート思考のやうでたんに地面師、千三つによる投機でしかなし。マカオソウルでご主人D氏にThe art lover’s guide to Japanese museums by Sophie Richard(ジャパンソサエティ刊)いたゞく。Adega De Monção Deu La Deu Alvarinho 2013年とNiepoort Redoma Douro Tinto 2004年飲む。京都帰りのD氏から「ぎをん, さかひ」のバームクーヘンご馳走になる。酔ひ冷ましに漫ろ歩き黄枝記に雲呑麺飰す。復路のフェリーが今まで経験したことのない縦揺れで船酔ひに嘔吐する者少なからず。ボーイング社のジェットフォイルなど水中翼船系に比べTriCat(双胴船)は同じ速度でも揺れは激しいかしら、と素人考へ。
百田尚樹の『殉愛』関係者が出版差し止め求め提訴を週刊誌が報じぬことに、百田氏の連載終はつたばかりの「意地悪が売りもの」の週刊新潮もワイド記事にすらせず、週刊文春も近いうち百田氏の連載始まるらしく一行も書かない、講談社が版元の週刊現代は言はずもがな、週刊ポストも知らん顔、かういふネタ大好きな女性週刊誌も全く無視に週刊文春林真理子が「私は全週刊誌に言いたい。もうジャーナリズムなんて名乗らないほうがいい。自分にとって都合の悪いことは徹底的に知らんぷりを決め込むなんて、誰が朝日新聞のことを叩けるであろうか」と。- 以上、都新聞「週刊誌を読む」より引用。

The art lover’s guide to Japanese museums

The art lover’s guide to Japanese museums