農暦十一月初六。朝イチで太古のMTR站。今日から「さよなら磁気カード式乗車券」記念で復刻版磁気カード乗車券発売。勇んで朝イチはMTRの出前一丁コラボ以来でいつも同じ早番の駅員なので恥ずかしい。おまけは旧型地下鉄車両デザインのUSBメモリなのだがMacBook Airで使ふとノートブック浮いてしまふ。少し霧霾気になるが競馬日和。バスとMTR乗り継いで午前十一時すぎに沙田競馬場。最近は年に一度、沙田での競馬観戦となつた香港国際レース。長野からお越しの小太郎さんといなごさんお二人と待合せ百勝廳で馬場一望の席に陣取る。沖縄N君も来て四人で中華の昼餉のあと競馬観戦。香港ヴァースは欧州馬強く英国からのThe Fugueと昨年の勝者Red Cadeaux(The Hon R J Arculli氏所有)に注目集るところ曾て名馬 Collection有したW氏らムーア厩舎シンジケートのDominant(13倍で5番人気)優勝。馬券で応援しておくべきだつた……。続く香港スプリントは日本のロードカナロアが昨年に続き圧勝。1200mのレースで五馬身差。二位とのタイム差が0.39秒。アタシは天久(Lucky Nine)に味方して七着。それにしても強すぎるロードカナロア。最後の直線で彼の勢ひがありすぎたのか岩田騎手が馬との折り合いが悪くバランス崩すほど。あれで落馬などしたら大変なことにならう。香港マイルは地場の大運財(Gold-Fun)が一番人気。2年前のこの日、地場のクラス2のレースでとても素敵だつたGlorious Days(Size調教師、Whyte騎手)はデビューから4戦4勝だつたが昨年のこのマイルでAmbitious Dragonに負け2着、あまりパッとせずにゐたが調教の時計が断然いゝのでWhyte騎手にも期待託したら見事優勝。二着が大運財で三着のPacking Whizで見事に三頭的中。単複、QにQP、三連複まで見事に当てたが、こんなときに三連単(HK$4,082)は購入してをらず(笑)。香港カップは海外勢に強さ感じられず二番人気でWhyte騎手のAkeed Mofeed一点買ひ。武豊騎手のトウケイヘイローがレース引っぱり「まさか!」の末脚まで見せてAkeed Mofeedに刺されたが二着。第9レースも当てて10レース中一着的中は5レースと我ながら立派だが馬券的にはワイン一本買へる程度のご利益。最終レース前に長野のお二人、ハロンS氏と競馬場辞したがMTRの連絡悪く隣りの大學站隣接の、長野お二人お泊まりのハイアットまで小一時間要す。そこから沙田へ。競馬評論家のI氏ら御一行と合流、Z嬢も来てカルトな(といふ割にはかなりフツーになつてが)盛記麺家にお連れして火鍋。葡萄酒澤山持ち込むが長野K氏持参されたCalera Ryan Pinot Noir 2004年殊更美味。タクシーでハロンS氏湾仔のホテルまで送り帰宅。本日タクシー値上げ。初乗りはHK$22となる。タクシーメーターは従前のまゝで料金改定表できちんと新料金されゝばいゝが沙田から戻りのタクシーはメーターを途中、途中で適当に1、2ドルづつ加算して獅子山と紅磡海底のトンネル料金合わせHK$45も上乗せするので、調整価格がHK$9、それに獅子山がHK$8、海底隧道が往復でHK$20で計37ドルでせう、ときちんと払ふ私。たか/\数十円の話なのだがいゝ加減が許せない。今日はお土産交換日で日本からは「とらや」の、それも歳末限定で「馬駆ける」、シナボン(これは羽田空港で限定期間発売中)、天然塩、小布施の栗菓子、それに初夏の伯林での伯林フィル歌劇や凱旋門賞の公式ガイドまでいたゞく。嬉しいかぎり。
@fookpaktsuen: 何でもネットでちょちょいのちょいの時代に高価な人名辞典刊行とは!きっとネット時代の前から編んできたものなのかしら。 URL