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農暦十月二十日。夕方銅鑼湾そごう通りに受けると芋洗ふが如き客の入り。歳末商戦已に酣なは。洗練された品揃へと確かなサーヴィスとかいふが百貨店は中途半端に小金あり購買力ある消費者がゐてモノが陳列されお買ひ得と銘打てば繁盛するらしい。散髪。金鐘。海運Ａ氏の車に乗せてもらひ一路、深井の裕記焼鵝酒家。東京から為替Ｋ女史来港で十数名で食事会。鹿児島は栗野、白金酒造の「栗野しずく」、熊本の球磨焼酎の蔵元、堤酒造の「むらさきいも」、奄美大島開運酒造の黒糖焼酎 Re Lentoは三ヶ月間クラシック音楽聴きながら熟成される由w。いずれも一升瓶だが飲み切りで周囲の客も呆れるばかり。Ｋ女史にGodivaのオランジェ差し上げる。Ａ氏の車で金鐘まで送られ銅鑼湾のバーＳに寄る。今日購つたSmythsonの来年用のパナマ手帖に来年の日程書き写しつゝハイボール二杯独酌。ケネディ大統領暗殺から五十周年。米国の闇は当時から何も変はつてをらず。