農暦七月初九。土曜日だが夕方まで官邸でご執務。晝前に郵便局に往つた帰りに熱帯魚の稚魚用の隔離ケース購ふ。盂蘭盆の入りで団地などでは供へ物燃やす年寄り多し。車椅子でもメイドに推してもらつて、が何とも元気。晩にトマト味でパスタ飰す。Lagrangeのセコンド、Les Fiefs de Lagrange飲む。NHKの海外放送でNHKスペシャル「新・猿之助誕生」見る。金澤Ｈ君一昨日言及の番組。確かにねぇ……亀ちゃん、中学二年生のときに父・段四郎と踊つたNHKの芸能花舞台での連獅子の映像が懐かしく、そりゃ踊り上手は当時から、だつたが、今晩の映像で澤瀉屋の"heir"として「黒塚」はこれは当り役に出来るかも、ただやはり四の切で狐忠信は先代のあの切れ味に比べると何とも難あり。「まだ慣れてゐないから」といふは易しいが例えば澤瀉屋一門でも若手の故・猿十郎が1988年8月に国立の小劇場「稚魚の会」で三代目の指導下で熱演した忠信（当時29歳）は実にテンポ良かつたわけで、亀治郎といふくらゐで狐は無理なのかしら。
▼都新聞で「尖閣渦中でも日本製品大売れ」と上海日本産品展示即売会の反響伝へるのは今村太郎記者。香港から釣魚＝尖閣に渡航の際は「勇士」らのプロ化を伝へ、今回がこれ。常にちょっよ斜に構へての視点が面白い。
