十二月廿五日(土)朝六時前に目ざめ旅舎の窓を開けるとひんやり。摂氏十五度はチェンマイでは極寒。晴。屋根はあるが外気の通る食堂で珈琲とスープ、粥で暖をとるやうな朝食。ソンテオで東に向かひピン河を渡る。ランパーン郊外にあるタイの国立ゾウ保護センターに行くため、で三度目。もう慣れた往復なので地図も持たず、たヾランプーン&ランパーン方面行きのバスターミナル(といつてもバス待つ客相手の売店のある大屋根だけだつたが)がピン河の畔、少し南に移つてゐるとだけ暗記。それが停車場らしきものが見当たらず政府系のTAT(観光案内所)のすぐそばなのだが朝早くまだ開いておらず。どうであれランプーン方面行きのバスは国道106線を南下するのは間違ひないので少しだけ歩き通りかゝるバス待ち。家の門前で屋台で軽食売る老婆にバスを尋ねたらタイ語が読めないだらうから、と店の仕事しながらバスが来るのに注意を図つてくれる。「ほら、バスが来た」と乗せられたバスはランプーン行き。そこからランパーンに向かい更に30kmくらゐ山中に保護センターがあるがランパーン行きのバスも必ずランプーン郊外のバスターミナルを通るので、と安心してゐたがランプーンのどうも中途半端なところでバス降ろされてしまひコンビニの客にバスターミナルの場所を尋ね磁石(iPhoneのアプリ)で方角確かめバスターミナルへ。半時間ほど待ちランパーン通るバスが来たので乗つて、これで一安心と思つてぼんやりと北部幹線の国道11号線の山越への風景眺めてゐたら「あれ」とゾウの看板。うつかりしてゐたらゾウ保護センターの入り口を通り過ぎてしまひ「さて、どうしやう」と車掌に止めろ、といふが「こゝぢゃない」と否定され勘違ひ?と思つたが、バスは山を下り少し市街地に入つてしまふ。乗る時にジェスチャーで象の真似でもすれば良かつたのに、つい「エレファント」といつたのが、どうもランパーンの先に似た地名でもあるのか車掌に勘違ひされてゐたらしい。ランパーンも行つたことがないので(鉄道で通り過ぎたこと三回)こんな機会に、とランパーンに到着してチェンマイ行きのバスでまたゾウ保護センターに戻る。午前中が賑やかなはずで午後は昼過ぎの水浴びとゾウによるショーが一度あるだけだが、それにしてもクリスマスだと思ふと参観者もけして多くない。こゝは三度目だが隣接のFAE(Friends of Asian ElephantなるNGO)が営むElephant Hospitalも見学。こちらは見学も応じるが基本的には医療施設で静か。病気や事故で怪我したゾウの保護施設。寄進の意味で記念Tシャツ購入。夕方、ランプーン経由でチェンマイに戻りトゥクトゥクで旅舎に戻る。日暮れて「三人の王様の像」へ往く。此処が明朝のチェンマイマラソンのスタート&ゴール地点で今晩のうちに参加費支払ひとゼッケン受取り。舞台で歌舞音曲、お振る舞ひのカレーなど夕食もあり。食事に鳩まるにどう見ても参加者ぢゃない方多いが「施し」なので細かいことはどうでも良い。昨晩に続き今晩はカーボローディングと称しLa Villaに再び食す。聖誕祭の晩だといふのに旧市街は本当に閑か。旅行者がぽちぽちとしかゐない。旅舎に戻り明日が朝三時半起きのため早寝。
@fookpaktsuenhkg: ホテル全域がwi-fiなのはありがたいが下りが0.87mbps、上りが0.42mbpsといふのはかなり遅く感じる。それでも昔は電話モデムで56kbps、つまり0.056mbpsなんて時代だつたのを思へば今は便利。
2010-12-25 09:15:16 via web
@fookpaktsuenhkg: 中国の不動産高騰。北京でマンション購入しようと思へば農民なら唐の時代から今まで働いてようやく。工場労働者でも阿片戦争の頃から働かねばならず、と揶揄のメールが評判に。FT紙 URL
富柏村写真画像 www.flickr.com/photos/48431806@N00/