十一月一日(月)晴。今年ももうあと二ヶ月とは。何も片付かず。晩遅く帰宅してZ嬢録画のNHKのファミリーヒストリーなる番組でジョン=カビラさんの川平家の巻を見る。琉球王朝の通事だつたカビラさんの曾祖父の代からの、台湾に渡つた祖父、沖縄に戻り琉球放の放送立ち上げた父からの物語。川平家といふ琉球のかなり名家であり父の川平朝清氏が沖縄放送協会からNHKの役員まで務め放送関係で資料多かつたこともあるがジョン氏本人が知らぬ画像、映像などまで出てくる。番組の最後、朝清氏とワンダリー夫人が毎週金曜朝に楽しみにしてゐるのがジョン氏のラジオ番組、といふ話で終はり、年に数回とはいへ、その番組に香港から出る機会あるアタシとしても少し背筋を正す。
▼天主教の香港教区副主教(羅國輝神父)がハロウィンの余興のような場のラジオ出演で……ってカソリックの而も香港教区の儀典担当の神父がこんな番組に出る必要もない気がするが、ハロウィンで仮装で鬼や悪魔の扮装しても全然怖くない。もしハロウィンで李嘉誠が出てきたら……」と地産富豪に「富仇」で揶揄。李嘉誠は側近を通じ香港天主教会に発言の修正を求めるが羅神父本人はあくまで個人の言論、と反論。だが翌二日の蘋果日報が指摘するに、それぢゃ天主教が善で李嘉誠が悪か、といへば天主教会がその不動産を李嘉誠など財閥系デベロッパーと共同開発など多い話で一概に天主教の教会が善とはいゝきれまひ、と。御意。
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