四月十三日(火)今朝のSCMP紙が訪米中の国家主席の記事で胡錦濤の名を胡佳と誤記。一党独裁国家で国家元首の名を間違ふとは一大事、で新聞スタンドから同紙回収の由。SCMP紙は英字紙だがもう十年以上前からだか中国に関する主だつた人名や地名は Hu Jintao(胡錦濤)といふやうに記載。十年で編集長の交代が九回といふ不安定なSCMP紙で今回の失態で亦た編集長更迭? 本日もかなり多忙。晩遅く帰宅して豚肉を大根をろしと韮の鍋で食す。
▼香港への中国新幹線乗り入れで反高鐵の矢面に立たされた香港政府運輸及房屋局局長の鄭汝樺。今度はイメチェンか治産商大手相手に不動産販売の誇大広告の抑制。最近では例へば南湾のLarvottoなる集合住宅。香港島の南湾のどこにこんなマンションどころか土地ぢたいあつたか?と怪訝に思ったが実は香港仔(アバディーン)。湾岸にはヨット浮かぶ地中海が如き風情の広告だが実際は眼下に広がるは香港仔の避風塘(Typhoon Shelter)で漁船が並び今でこそ稀だが水上生活者もをり。有名な水上レストラン「ジャンボ」も。沙田の「御龍山」は名前は深山だが実際には競馬場横の鉄道の上蓋にあり周囲の環境は記事ご覧の通り。
《御龍山》 |
▼万博といふと先端科学技術のご披露といふ印象強いが開催間近の上海万博に中[f:id:fookpaktsuen:20100414125245j:image:left]国のロボット登場([http://www.hkej.com/hkej_upload/dnews/1763/220698/102.jpg:title=写真])。北京郊外の農民が有り合わせの部品など集め趣味で作るローテクロボット。面白い。さすがプロレタリアート独裁万歳。農民のかうした製作を上海万博の、なんと開幕イベントで採用の由。シャレ、と信ぢたいが紹介の記事では肩を叩いたりの「人工知能」も有し(ってほんとにこのローテクで人工知能があれば大発明だが)美貌ゆゑ万博登場後は美人コンテストに出場も計画されてゐるさうな。
▼北京で党組織、官公庁、国営企業など時差通勤実施。自動車渋滞深刻。五環内への進行制限。北京の人口は1,755万人。北京の自動車登録台数は413万台(この一年で51.5万台増加)。うち自家用車が八割占め1台の年間走行距離は1.5kmで東京の二倍。地下鉄の整備急ピッチで進むが、まだ路線バスが主流。外出の際の移動手段でバスは38.9%に対して北京といへば自転車、は昔の話で1986年には自転車が移動手段として62.7%だつたのが今では18.1%に激減。
▼幸遇三杯酒美,況逢一朵花新,片時歡笑且相親,明日陰晴未定。昨日の蘋果日報からWilliam鄧達智君の連載随筆の書き出し。漢文の美しさとWilliam君の筆致に惚れ/\。
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