十二月十二日(日)快晴。昨晩の深酒に珍しく朝九時すぎまで、といっても五時間半ほど寝る。酒臭さよりシャワー浴びても微かに羊肉くささ。しゃぶしゃぶのスープ出汁がうまく出て麺茹で食した上にスープもだいぶ飲んだ由。朝食済ませすぐ新聞など抱えバスでホンハム駅、KCRで競馬場。肌を灼く強き陽光。昨晩会食の皆さんに加えこやちゃん、放送作家の村上氏と競馬場で再会。メンバー席へのビジター入場料金は国際G1開催日ということでHK$150という高値。パスポートあればビジター入場可で香港地元でもカナダ籍であるとか、大陸からの参観客も多かったが、さすがにこの値段ではメンバー席閑散とはいわぬがかなり混雑緩和。香港国際賽馬日の結果は余が綴るより専門家の斉藤さんの記録(こちら)。サイレントウィットネス余裕でスプリント制してデビューからの十三連勝。レース終わってみて「あ、見逃し」のデータ多く反省しきり。お一人除き皆で大負け。最終レース見ずに尖沙咀。ジムに一浴。晩に皆さんとシェラトンホテルに集合しミラマアーケードの香港老飯店。Z嬢加わる。上海蟹(写真はUまん氏より借用)。豚の元蹄。筍と豆苗の炒め物。海鼠と干椎茸などなど。小籠包。鍋貼。十年モノの紹興陳酒美味。十二名の卓で禁煙席といわれ誰も煙草吸わぬしよかったのだが座って暫くすると同じ個室にあった早めの客が去り、すると店員がいきなり灰皿配り始め「これからは煙草吸ってもいい」と告げる。何の勘違いかと思ったが放っておいたが、その個室に次から入ってきた客三組はみな喫煙で、どうもその部屋は喫煙席と転じた様子。想像に易しく、日本人で男性九名もいれば当然喫煙せぬわけがない、といふ印象で喫煙席ないため禁煙席予約していたと思われ、その部屋が禁煙席希望の数組が早目に去ったため喫煙席になった、といふ次第。多少の紫煙なら我慢するが一人の川本三郎似の日本人客の喫煙凄まじく食事中も吸いまくられ煙くて閉口。別の日本人客は煙草吸わぬ二人組。それもきっと日本人であるがゆえに有無を言わさず喫煙席に通された模様。香港の老舗ゆへの「配慮」か(嗤)。