甲辰年九月初三。気温摂氏20.3/31.2度。薄曇。
高田文夫先生が昼のラヂオ(LFのビバリー)で山藤章二さんについて語つてゐた。週刊朝日で連載(ブラックアングル)だつたため朝日新聞と日刊スポーツ以外の訃報の扱い低調だつたが本当にお笑ひ界にとつても重要な仕事をした人。高田先生が構成してゐたCXの深夜枠でやつてゐた『らくごin六本木』(1981~1985)は若手の噺家起用してゐたが或る日噺家の段取りがつかず高田先生自らが出演の回あり。その後、高田先生の事務所に突然、山藤氏現れ番組で戯作者たる高田先生の仕事、話芸にまことに感心した、現代の蔦屋重三郎だと持ち上げ、ついては……と紀伊国屋ホールで落語の会を催さう、もう日を押さえてきたから、と。それがきつかけで山藤氏介して談志師匠ともつながつた高田先生。紀伊国屋ホールが出来てすぐからの「談志ひとり会」を客席で聞いてゐたのが高田先生。この落語会から爆笑問題、松尾貴史などのネットワークができる。山藤先生がいなかつたら今のお笑ひ界は無かつたやうなもの。
大澤先生のこの講義、9月21日の「現代社会論」に続き拝聴。アタシのやうな淺學菲才には内容は余計によくわからない。神がイエス キリストをして降臨してしまつてゐるキリスト教。神にとつては普遍的なものもこちら(人間)から見ると、それが奇跡と映る。イエスが死刑とされた罪は何なのか。ユダヤにとつての法=好からぬ連中と自らが一緒にゐなくても良くするためのもの。西洋はキリスト教社会なのか。キリスト教の原罪をどう克服するか。キリスト教のインパクトを否定するもの(近代化もそれの一つか)。
石破君や閣僚のモーニング姿がだらしないと呆れられてゐる。ベストからして体型にあつてゐないしズボンもベルトで下がつてしまひ腹まで出して一国の首相としてまことに情けない姿。ズボンの足元一つとつても、それを松嶋屋と比べてしまふのは石破君に可哀相だが今の政治家の中では憎たらしいが麻生太郎がやはり着てゐるものの誂への良さは一流。この記念撮影の最前列では左端の斉藤鉄夫国交相(公明)が一番マシな着こなしかしら。