気温摂氏▲2.8度/10.5度。晴。
大相撲初場所千穐楽。琴乃若は翔猿、横綱照ノ富士は大関霧島を負かして優勝決定戦。琴乃若に勝たせたく琴乃若は鬼のやうな険しい表情で横綱に挑んだところ横綱は今場所前半の不安など嘘のやうな圧倒的な横綱の強さ。三場所休場明けで何といふ復活なのかしら。照ノ富士は直近3場所で大関昇進の目安とされる33勝クリアで名古屋場所は大関昇進も確か。琴桜の誕生が今から楽しみ。
◎琴手計（西幕下8）4勝3敗
大辻（東幕下9）3勝4敗
東俊隆（東幕下30）5勝2敗
◎大賀（西幕下39）4勝3敗
◎丹治（東三段目筆頭）6勝1敗
雷鵬（東三段目6）3勝4敗
須山（西三段目55）3勝4敗
雷道（西三段目69）3勝4敗
◎千代太陽（西三段目86）5勝2敗
幸乃富士（西序二段12）4勝3敗
◎山藤（西序二段25）5勝2敗
浪速富士（西序二段64）２勝5敗
名島（西序二段67）4勝3敗
聡ノ富士（東序二段93）2勝5敗
NHK（古典芸能への招待）で昨年9月にお名残り惜しく、で国立劇場で開催された「俳優祭」の舞台や幕間の模擬店の様子など見る。若手の「菅原伝授手習鑑」は新春浅草歌舞伎のやう。澤瀉屋の團子が（加茂堤の場）やはり他の御曹司と違ひ幼い頃からの踊りや作法のあれこれが身についてゐない。桜丸女房八重の千之助が上手い。車引きは鷹之資が梅王丸をきちんと演じて左近の桜丸は若手では今が適役であらう。杉王丸に成田屋の福太郎。
幸四郎の演出なんださう大喜利の〈戯場八景名残隼〉は全く面白味もない。かうした余興芝居は看板役者が端役で大部屋の役者に主役やらせるとか立役と女方が逆になるとか大幹部が端役の捕手・花四天に並ぶとか、さうしたところが一興。
昭和45年俳優祭『乗合船恵方万歳』（藤間勘十郎監修）
萬歳鶴太夫＝中村鴈治郎Ⅱ 才造亀吉＝坂東三津五郎Ⅷ 通人杏雨＝中村勘三郎XVII 門礼者千代右衛門＝片岡仁左衛門XIII 大工豊松＝尾上松緑II 芸者おうた＝中村歌右衛門VI 田舎侍赤松橘之進＝市村羽左衛門XVII 女船頭おまき＝中村芝翫 若旦那喜之助＝守田勘弥XIV 女将おゆき＝中村又五郎 白酒売おうめ＝尾上梅幸VII
これだけの大物役者が並んでこそ、の俳優祭の大喜利であらう。中堅と若手だけのバタバタ芝居では何も面白くもない。今回は音羽屋、高麗屋、大和屋ら舞台に姿もなく松嶋屋が最後に俳優協会代表して挨拶に出たのみ。
強いていへば車引きで竹本が葵太夫さんでたっぷり義太夫が聞けたこと。和太夫君も葵師匠に抜擢されての晴れの舞台は何より。
1週間前の放送をradikoの配信が今日までなので慌てゝ聴く。細野悠太は細野さんのお孫さんださう。楽曲的にははっぴいえんどとPenguin Cafe Orchestraを＋して2で割つたやう。悠太君はベースを弾くが左利きで、それはポール＝マッカートニーと同じではあるのだけれど、それについて細野さんと「直した方がいい」といふ話になつてゐた。
▼（能登大地震支援）杉良太郎曰く「ええ、売名ですよ。皆さんもおやりになるといい」とピシャリ。「確かに福祉は時間とお金がかかる。特にお金が無いと見栄えのいい福祉はできない。でも、お金が無い人は、時間を寄付すればいい。お金も時間も無い人は、福祉を理解して、実際に活動している人に拍手を送るだけで十分。それで、もう立派な福祉家なんです」。
