気温摂氏8.0/15.4度。北北東の風強し(最大11.5m)。高田先生のビバリー(ニッポン放送)にゲストのデーブ=スペクター開口一番、大谷の移転先は松竹ロビンス期待してゐた、と。彼の話では元々は紐育のブルックリン本拠地としてゐたのがドジャースで「ドジャー」は“dodge”由来で当時の都電(とデーブ言ひ間違へ高田先生に「紐育に都電があつたの?」と突つ込まれてゐたが路面電車を避けるやうに球場で野球してゐたのだとか(審議確かめておらず)。そしてエンジェルスはもう「新宿オスローのバッティングセンター並みになる」。
平野卿子『女ことばってなんなのかしら?「性別の美学」の日本語』(河出新書)読む。日本語特有の女性言葉、といふ本題よりも日本社会における日本語の特性としての方が面白い。女性言葉ぢたいは女性が実は江戸時代まで海外と比較すれば比較的自由な立場にあつたのが日本で所謂「女性言葉」の認識が広まつたのは明治32年の民法改正あたりから。このへんの社会の仕組みについて先日読んだ『男性危機?』にもかなり関はるところだが女性の地位の下降により女性言葉も非主体的なものになる。面白い例だつたが男性には「やめろ!」といふ命令の表現があるが女性にはこれが「やめて」と懇願になる。そして日本語の特性。英語で(他の多くの言語でもだが)“I”や“you”そして“he/she”などは人称代名詞といふ範疇にあるが、では日本語の「わたし」や「あなた」「彼/彼女」も人称代名詞かといふと、こちらは名詞。これだけはピンとこないが人称代名詞は代名詞なので形容はできないが日本語の場合「不幸なあたし」だとか「きれいなあなた」といつた形容ができるのは「わたし」や「あなた」が普通名詞だから。そして日本語の曖昧さ。「風呂が沸いた」とか「ご飯になる」「ビールが冷えている」といつた自動詞好きはあるが己による決定や行動も曖昧にできる。確かに風呂は勝手に沸かないし、ビール瓶も自分から冷蔵庫に入らない。
今月からランチに珈琲がつかなくなりました。
確かに、これは本来、ランチに珈琲をつけないのは喫茶店のマスターの決定なのだが「珈琲をつけなくします」ではなく、とても日本的。「いずれの御時にか……なりにけり」あたりからのことなのか誰彼の決定ではなくまるで自然の性のやう。
県庁の近くを自動車で通つたら県庁に近い世界平和統一家庭連合のビルの2階に外側に向けて文鮮明師と韓鶴子総裁の大きな画像ポスターが貼られてゐる。何も訝しがられることなどないのだから正々堂々としたもの。あっぱれ。何も恥じることはない。
▼昨日の競馬。阪神(2歳牝馬、ジュベナイルフィリーズ)は何が来てもおかしからず1番人気はサフィラ(松山)のところ2番人気のコラソンビート(横山武)に単勝と多めに複勝で挑めば3番人気のアスコリピチェーノ(北村宏)が1.32.6(芝1600)のレコードで優勝。2着に5番便気のステレンポッシュ(ルメール)入りコラソン3着。香港国際競走もヴァース(2400m)は選んだ2番人気のウォームハート(ムーア)3着で法馬ジュンコ(1番人気)優勝。2着に日本馬ゼッフィーロ(レーン)が入る。スプリントは単複でビクターサウンド(マクドナルド)選んだが4着。優勝は香港馬ラッキースワイネス(バートン)で2着ラッキウィズユー(アッゼニ)、3着ウェリントン(バデル)まで香港馬が独占。香港マイルは4番人気のソウルラッシュ(池江)に単複掛けたが4着で優勝は8歳馬!今季で引退のゴールデンシックスティが優勝でG1戦10勝目。化け物である。2着に11番人気のヴォイッジバブル入り複勝1,260円也。もう今日は3、4着ばかりの的中でダメな予感。香港カップはロマンチックウォリアーが2連覇。単勝で選んだ2番人気のブログノーシス(川田)は5着と振るわず。日本馬は13頭参戦で結果、ヴァースでのゼッフィーロ2着が最高で0勝は2018年以来5年ぶり。それに対して香港馬3勝で香港市民にとつて民主派完全排除の区議会選当日に香港馬の活躍は唯一の爽快感かしら。