■ - 富柏村日剩

fookpaktsuen2011-02-23

二月廿三日（水）日本の銀行に一寸まとまつた送金したら実家に電話で「用途は？」と。さらに現住所（日本の）確認……これが困つた。住民票も保険証もない。銀行も最後に「それぢゃパスポートで」と。ありがたいが旅券にある住所は手書きなのですが…… 而も住所書く所謂「表３」の頁、確かに旅券番号は頁を穿ち孔字こそされてゐるがコピーでは見えない。知己のＫさんは帰国して日本で出産の際に旦那が香港から送金したら銀行からやはり使途照会あり。「出産です」と答へ済んださうだがテロリストが出産名目で資金送金などあつた日には産婦人科医の妊娠証明とか母子手帳のコピーとか必要となるのかしら。さういふアタシは当然、日本ではもうクレジットカード１枚も作れない。唯一、日本に残つてゐるのは戸籍とVISAカード１枚だけ。松竹の歌舞伎会 VISAカード、ってなか／＼渋いが、これも歌舞伎会がハウスカードをVISAに格上げしたから、で偶然入手できたもの。松竹には感謝しないと。
▼香港政府財政司の曾髭爺が新年度政府予算案発表。予算案であつて最終的には立法会での承認要るが「暫定で」物品税は即刻実施。数年前はワイン関税撤廃などあつたが今回は煙草の税が１箱あたり10ドル値上げ。MPF（強制積立年金）で一人あたりHK$6,000支給や扶養家族控除の拡大、固定資産税の年HK$6,000免除、電気料金HK$1,800補填など「盛り澤山」に見えるが2010年度予算がHK$252億の赤字見込んだものが土地売買の盛況などありHK$713億の黒字となり政府備蓄がHK$6,000億で所得税減税措置などないことに世論の不満あり。いずれにせよ新年度政府予算の成立もまヽならぬ日本の政府与野党に比べれば全然マシであらう。