三月十五日(金)晩に知人の送別会あり北角の海逸酒店。途中退席して灣仔芸術中心にてDaniel 楊春江君の哥仔戯を看る。香港芸術祭の興行の一つにて三晩の初日らしく最初硬さが見られたがなかなかどうして兼職のパフォーマーたちとは思えぬもので殊に揚春江の構成は一つ一つの演目に充分に語るに値する主題が込められそれが全裸もありの肉体の無言の戯れから明確に伝わりお見事。終わってご一緒したN君とGrand HyattのGrand Cafeにて一服しつつ80年代の東京は新宿の賑わいなど物語す。此処に先ほどの出演者数名現れるが舞台上の勇姿ほどの魅力もなし。