富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

撤回翌日の憂鬱


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 林鄭「撤回」受けて日が明けてみれば思慮窒息のやうな空気。少なくとも、である、2003年の100万人デモの当時は国家安全立法反対と普選実現で多くの市民の意識に共通があり今回の反送中でも6月の市民デモの時はまだその共通意識あつたのだが抵抗運動の長期化で行動のお作法の違ひ露見。左翼市民運動陥りがちな落し穴。林鄭「撤回」は更にそれを分化著しく最早これで良し、暴力化する抵抗運動に食傷気味の大衆と更に五大訴求貫徹求める世論と相互理解相入れぬ局面。かうなると香港市民どころか在港或いは在日問はず日本人でもどこに立ち位置据ゑるかで意見異なるところ。心情的には逆権の意見多く、といふか、その立場の者以外網上にて声高に物申さず。さうなると何うしても心情的に逆権支持でアタシですら保守反動の類ひか。だが何れにせよ若者の行動を無謀といふは易いが彼らが四十になる頃には(アタシらはすでにお陀仏だが)香港の五十年不変の原則も明け中共と丸で同じ社会が香港に適用(強要)されるわけで今、できる限り抵抗すべきといふ憂ひの切実さは真摯に考えるべき。

それでも理解できぬのは逆権運動の若者らの敵は香港政府→香港警察→MTRとなり昨晩、寶琳站にて退勤する寶琳站長を罵り取り囲み小競り合いから暴力沙汰。楽しそうな笑い声が聞こえる。諸君らの敵は一站長に非ず。取り囲むなら是非、林鄭や警察トップの公邸や自動車を狙ふくらゐの思慮と勇気をもつてほしい!……彼らをこゝまで追ひ込んだ、駆り立てたのは林鄭、香港警察。それにしてもマスクを外されさうになると慌てて、それを防ぐ姿が覆面レスラーのよう。この現場を延々と録画していられる「記者」にも狂気を覚ゆ。‬

地下鉄の中とか乗客がみなスマホで傾頭族なのはもう何年も前からのことだが反送中になつてから隣のスマホ覗くと大多数が反送中関連のニュースや情報など食ひ入るやうに眺めてゐて(ってアタシもその一人なのだが)表情が憂鬱。かなりストレスもたまつてゐる。林鄭「撤回」でも晴れもせぬ憂鬱にさすがに精神的に疲労困憊。ふとNHK矢野顕子が自らが紐育のスタジオでお気に入りのハンブルク製のスタインウェイのピアノの故郷たどる話をみる。これに続いて紐育の教会にある古いパイプオルガン修理を専門にする青年の物語、そして舘野泉の近況……。少し心が落ち着く。

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信報の林行止専欄連載開始から43年で同一著者による世界で最も長期の連載としてギネスブックで認定。ちなみに次に長いのが日刊ゲンダイ五木寛之「流されゆく日々」だが連載回数としてはこちらの方が多い。この3日の林行止専欄(以下、要旨)
3日「市長功名一役盡 抗爭何堪意未酬」

一国両制の両制が今では中国との「利益共同体」か「資本主義的特色のある中共直轄市」かといふ選択となつてしまつたこと。内地は経済発展で生活は充足したがどれだけの自由を喪失しているのか。すでに経済的には余裕をもつた香港(そして台湾)の前途洋々な若者たちが自由を守るためどれだけの犠牲が必要なのか。東ベルリン市民が自由のため命がけでベルリンの壁越境を思ひ起こせば香港市民の抵抗もどれだけ底が深いものかわかるところ

4日「滿城風雨為何惡 自由選擇一炷香」

RTHKで利君雅司会で陶傑と環球時報総編集・胡某の対談について古勒馬の評論取り上げる。内地では得られぬ自由と権利こそ香港の若者が有して守護するもので香港政府が抗議者に対する弾圧はまさに、その残された自由と権利を剥奪しようとするもので、それがこの抗議抗争をより激烈なものにしてゐる。

5日「回應訴求嫌遲鈍 重啟政改莫蹉跎」

昨日、林鄭市長が撤回表明で広く市民との対話と述べたが、この撤回表明の前、公邸に市役所高官の他、建制派議員集め趣旨説明と理解求め、こゝに民主派議員を入れぬことじたい林鄭の広く市民との対話が体制側重視なのゝ証左。

また林行止が古勒馬を引用してゐる。こちらも林鄭の「漏洩」から「撤回」でここ数日、記述が続く。

胡總編的「太太利益觀」 – 古 • 字 • 誌

「胡陶」錄音 路透當真? – 古 • 字 • 誌

建制狂想曲 – 古 • 字 • 誌

アタシもとても一つ一つ要旨を綴つてゐられないが今日の「建制協奏曲」は大いなる「妄想」で興味深い。

これまで反送中3ヶ月の抗争、林鄭はこの過去3ヶ月ではなく、この先の3週間、つまり十∙一國慶のことを考慮、それまでの安定には警察力が必要。よつて独立調查委員会設立の可能性は0となる、しかし十∙一のあとは面白いことが発生するかしら。建制派でも独立調査委設立必要といふ意見もあり。11月の区議会選を前に公示ぎりぎり直前で林鄭辞任、信任の行政長官(代理)建制派と面談後に調査委設立を確約。これで反送中では劣勢にあつた建制派は民意の大きな支持を得るといふ筋書き。調査委の調査結果出たところで鎮圧に関はり必要以上の暴力揮つた警官の数は多すぎ個々の特定は不可能。警察トップの盧偉聰が(何うせ定年退職も近いのだから)引責辞職。公認の警察トップの下で心機一転、警察業務の改善図り政府寄りメディアは善良なる香港警察のPRを謀る。

かのやうになれば絕對是「如有雷同,實屬巧合」!と古勒馬。

https://www.hk01.com/01觀點/370391/香港需要的是-結構改革

https://www.hk01.com/01觀點/371267/管治困局求破-香港需要政治家

さらに要旨すらこゝに纏める余裕ないが香港01で于品海の言論が興味深い。反送中、逆権運動の背景に「結構改革」あり。それについての考察はこの3ヶ月の騒動のなかであまりに軽視されてしまつた。こゝを取り上げるのはさすがだが老獪なる于品海ゆゑかなりさまざまな思慮ありなのだが。

林鄭「撤回」


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大公報1面の意見広告は何も変哲ないやうだが今日は親中央政府の土共団体に非ず掃き溜めのやうな建制派の中ではまだ見識ある劉佳兆と譚惠珠が副会長の(会長は当然、中央政府系)全国港澳研究会なる団体によるもの。内容は逃亡犯情勢こそ「外国勢力の介入」指摘するが、それ以外は社会安定、一国両制の大事を説き行政長官支持で海外ばかりか国内でも香港への負の印象拭ひ去り秩序回復、未来を築いていきませう……と穏健といへば穏健。その上で記事も一国両制の維持、普選は基本法全人代で決定するもので民主的発展は斥けられるものではない、辞任発言漏洩された林鄭が香港の難局脱出に引き続き努力……陳腐な内容ではあるが昨晩もあつた「暴徒による暴乱」の記事が5面にやつと出てくるのだから昨日の港澳弁の記者会見内容受け、辞職できぬ林鄭を支援し何うにか状況良化を図りたい意思なのか。

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それにしても蘋果日報のトップ記事ある、この昨晩の太子站での身柄拘束ぶりはもはや警暴。

【逆權運動】8軍裝警太子站強壓青年在地致昏迷 一度阻急救員救人 | 即時新聞 | 要聞 | 20190904

1人の無抵抗の若者を6、7人で押さえつけ嘔吐、意識不明の相手に未だ複数で圧力かけた上で昏迷のなか手錠まで掛ける、それの何処が警察に必要な最小限の暴力なのか。頸髄損傷とも聞く。更にマスコミや乗客らに囲まれた警察は意識不明の青年を構内の管制室の方にまで運搬。骨折や昏迷の怪我人は運ばないといふ小学生でも知つてゐる常識が黒警には通じず。反送中にボランティアで関はる救急隊の支援も警察は拒み救急車到着後の青年搬送に「かなり状況が悪い」と判断したか何十人の機動隊かけつける。本日午後4時の警察記者会見も記者からこの拙い対応指摘され「青年を別の場所に移した(引き摺つた、が事実)のは身柄拘束現場を100人程(の記者や市民)に囲まれ安全優先で站の管制室に移すべきと判断した」とか言ひ訳するが報道官もタジ/\。この青年は太子站の発券機破損行為でMTRからの通報で身柄拘束したさうで容態は安定といふが何うなものか。

午後になりSCMPが林鄭が条例撤回といふニュース流す。午後4時に官僚、行政会議成員に「その他大勢」つまり建制派立法会議員を籠城中の旧総督府(現・礼賓府)に集め「撤回」宣ふといふ。遅すぎ。「6月に「撤回」していれば警暴の独立調査委員会も不要だつた」と「物言ふ商人」マイケル田北辰(立法会議員)。御意。結果論だが林鄭の覚悟遅延(判断ではない、覚悟だ)が多くの致命的な傷を香港に与へた。それにしても、この3ヶ月でひどい老化。

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で午後6時前に突然、テレビの画面が変はり林鄭現れ予め録画のビデオメッセージ流れ始める。

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逃亡犯条例改正「撤回」。林鄭の判断ではなく

中共は逃亡犯条例「撤回」してでも国慶節安泰をとった

……といふこと。この撤回宣言受けて大公報は林鄭の以前の明るく健やかな写真なんて持ち出してきて、とても前向きにこれを速報。だがあまりに遅すぎた「撤回」。

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警暴は「警監会」充実で対応と特別調査委員会設立否定。「これから皆さん協力して問題を解決していきませう」ってそも/\林鄭自身が起こした騒動。責任を何う理解しているのか……あ、すでに漏洩された録音で謝罪してゐました。つまりあの私的会合での所感漏洩から、この「撤回」までが時系列で繋がつてゐる。とても、これで問題が解決するどころか快方に向かふとも思へず。


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香港の戦後の典型的な陋巷家庭に生まれ育ち才媛で香港大学ソーシャルワーク専攻、香港政府にAO級で官僚としての道を進み優秀であつたが、やはり「勉強はできるけど、どこか当たり前のことがわからない」タイプだつたか。誰でもわかるやうな一般的なことで、とんでもないズレを見せてしまつた。あとは何う自らの幕引き図るか、だが中央政府の奴隷で自ら進退決定の自由もなし。

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その林鄭放映が香港午後6時直前。それを15分後にNHKが7時のニュースで流したのは殊勲賞もの。香港から奥谷特派員は胸元が黒シャツであつた。

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本日の林鄭「撤回」につき歓迎するどころか、あくまで林鄭宣布は「動議」であり、この条例改正は立法会の今期議案に残つてゐるので10月に立法会が再開されると建制派の撤回反対で撤回動議否決もあり、といふ杞憂がネットに流れてゐる。この条例改正について、これまでの林鄭政府の弁を信じれば放つておけばそのまゝ会期末で失効で、撤回も含め形上は遡上に乗せる場合は「二読」「三読」となる。そこで撤回動議が出されその動議が可決されると始めて正式に撤回成功。

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理論上はその通り。但し今回は立案者の保安局長が「撤回」提案し立案者からの撤回請求なので動議は審議もされず投票もない形になるはず。

【大公報】料10月復會執行撤回程序

大公報もさう言つてゐるし林鄭がすでに撤回宣言した「撤回」を建制派もさすがに11月の区議会選前に撤回否決はあり得ない。

CXは先日のCEO辞任で中共圧力の一難越えたかと思つたが今度は会長まで辞任。もう誰もSwire財閥で真っ当な英国人は後を襲へない。このまま中共エアラインになっちゃうの? CXが赤化なら「キャセイドラゴンの赤でよくね?」なんて冗談言つてゐる場合ぢゃない。

林鄭漏洩

林鄭が行政長官を辞任できるのなら辞任したい、そして市民に謝罪、今回の逃亡犯条例改正急いだことは深く後悔しており、香港社会に大きな惨禍齎したことはけして許されるものではない……林鄭が先週、財界人との私的会合で心情さう吐露した録音を昨晩遅くに路透社(Reuters)が報じる。林鄭はこれまでの会見でも行政長官職はさう易々と辞められるものではないと婉曲に言及あり林鄭辞職の意思や反送中での条例案「撤回」と警察の独立調査委設置も中央政府に提案したが、いずれも否定されたといつた報道もあり。さういふ経緯あり、この財界人相手の発言内容もけして驚くものではない。むしろタイミングが興味深い。国慶70まであと1ヶ月、毎週火曜は行政会議で、この会議開催前に林鄭の短い定例記者会見あり而も今日は北京で港澳弁が香港情勢に関する見解発表も予定あり。その前晩遅くに、このコメント内容の流出。アグネス周庭が目敏く「林鄭月娥不是第一次用眼淚感動人,難以判斷錄音是否故意流出,可能是「公關騷」(広報、否定的な意),認為在她管治下的香港人比她更慘」とコメント。


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蘋果日報も大公報も1面は広告。だが大公報にスイス高級腕時計で蘋果はネット有料化で自社広告(学生割引)。

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逾千師生升國旗唱國歌迎新學年 昨日「罷課」もなく中共国旗掲国歌斉唱で始業迎えたと大公報が讃へる、そんな奇特な中学があるのか?と思つたら建制派の教員御用組合・香港教育工作者聯會直営の中学。この中学で反送中なんてやったら即、退学処分だ。 

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NHKが朝のニュースで香港の昨日の様子と早くも〈林鄭告白〉まで報道。そのニュースで13歳の少年がかうして授業ボイコットで集会現場で取材に答へる姿は日本で何う映るのかしら。ちなみに、この凛々しい少年、蘋果日報の記事にも出てゐたが「中三」とあり。広東語→日本語の通訳で「中三」が「十三」に聞こえたか?

午前10時前からの林鄭記者会見。週末からの抗議活動に所感述べ記者から辞職についての質問に「これまで通り辞職の意思はない」「中央人民政府に辞職の意思伝へたこともない」と林鄭。行政長官職の職責、困難もありプライベートの場で自分の心情吐露したとしても、それはあくまで非公式なものでネガティブなコメント等あつてもそれはそれ。この場でさうしたプライベートの録音等の内容について所感聞かれても公的に返答できないと躱す。

そのロイター流した<林鄭告白>は「ビジネス界との会合」での録音と伝はるが、この香港01記事は、会合は先週、中環の香港倶楽部で林鄭が知己、元同僚ら集めての会食でのもの、と。それに出た元同僚による漏洩とする。林鄭が英語なのでガイジンがゐたことに。さうなると蘭桂坊の猶裔Allan Zemanあたりでもゐたのかしら。この記事にもあるが林鄭には特首選で対抗馬John Tsang(髭爺)罵つたコメント漏洩の前例あり。最近、髭爺の前向きなコメントもあり……と思ふと、この林鄭告白漏洩のユダは先週の香港倶楽部会食にゐて髭爺に近い筋か、或は林鄭了解の上での「公關騷」なのかまことに微妙。実はこの漏洩を林鄭の特首弁が暗に認めてのことなのでは? 中央政府が林鄭辞任認めぬので自ら外堀から埋めてしまふといふ。

懶人包|港澳辦:香港局勢出現積極變化 止暴制亂成為最大共識

林鄭心情吐露漏洩受けた今日の中央政府港澳弁‬記者会見‬。‪漏洩された録音で「人民解放軍投入なし」と言ひきつた林鄭に中央政府が「特区政府と警察でちゃんと情勢安定させろよ!」と強要にしか聞こえない私。‬立場の悪くなつた部下に命がけで尽力せよ、さもなくば……とまるで過酷なスパイ組織か虎の穴の如し。

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また極論だが林鄭公認に前・台湾「省長」の馬英九はどうよ? 香港生まれ、台湾首長経験あり英才、民主主義や普通選挙には理解があるが分離独立には反対で統一派。今後の台湾への一国二制度適用も中共の念頭にあるわけで。


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深水埗の八仙餅家に月餅を贖ふ。香港製造で無添加。日もちせず。客は贈答用といふよか自宅用にと買ふとみられる客多数で繁盛。確かにじつに素朴で美味い。


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日本で人口に膾炙と伝へ聞くトウモロコシご飯を炊いて食す。炊飯時に何ともトウモロコシの良い香り。

九月開学にあたり孫文学んだ皇仁書院で孫文銅像にもヘルメット、ゴーグルにマスク着用となつたが孫文こそ近代中国で最も最初の勇武派であり外国勢力の支援受けたのは史実の通り。革命資金を日本で協力者より調達で今日の〈愛国五毛〉からしたら1000%の漢奸だが孫文にしてみれば大清政府は満族政権で漢人ではなく、それの討滅なのだから漢奸などといふ汚名は気にもせず。孫文訪日のころ日本政府は伊藤博文首班となり孫文の革命党への支援禁じたが台湾総督・児玉源太郎や台湾民政長官・後藤新平らが孫文を支援。さうした協力により民国建国。

香港正值敏感時刻,平時的國民教育已經推行不力,這樣一個極有爭議的人物,怎可容許其銅像豎立,刺激年輕人?與其找什麼緊急法例平亂,不如注意細節。魔鬼在細節裏,細節之一,就是這座問題銅像了。

香港電台視點31 - 【live!環時總編vs香江才子】 經歷咗漫長嘅831,有人會問:「呢啲日子幾時先會完?」...
中共《環球時報》編集長・胡某の来港=敵地視察に合はせRTHKで陶傑との対談(9月1日に放送)。司会は利君雅で広東語ばかりか普通话も流暢。陶傑が冒頭から思ひっきり「話したくない」モードで口を開けば老知識人のやうな口調。多少、上海口音あるのは両親が上海人ゆゑ。「台湾に旅居も長い上海出身の外省人叔父さんの國語」のやうな感じ。さすがの胡某も香江才子たる陶傑を前にしては一向に歯が立たず論破どころか弄ばれておしまひ。


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反送中でさまざまなものがネットに上がるが山寨も少なからず。右(上)は二二六事件での反乱軍に対するビラのパロディ。誰が作つたのか日本語、しかも近代史知つてゐないと理解し難いが興味深い。上(左)は昨日、中文大学の「罷課」集会に勇気あるが一人で乱入し反愛国に反対し活動邪魔した大陸学生。

その愛国学生の勇姿を画像で「反送中」に加担し勇気を以つて反北京の主張する学生と祭り上げられてられてしまつた。この愛国君にとつては最大の侮辱だらう。それにしても大学の反送中のなか、この愛国君も随分と勇気あり。豪州などでも香港学生の反送中活動に抗議する大陸学生との小競り合ひ見られるが大陸学生がこれほど中国に誇りあるものかと驚く。だが彼らかて中共の問題はわかつてゐるわけで、それでも自国内の問題を外で騒いで晒すなといふことか。だが香港出身の学生は香港は中国と違ふと認識なのだから。

文明衝突與香港秩序的重建(沈旭暉)


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昨日の黒蟻社中の行動はもはや反送中での抗議活動といふより誰が見ても狼藉。だが事実はそれでも大公報がそれを港独と外国勢力介入にとにかく結びつけたいのは何なのか。蘋果日報はその狼藉は不問で抗議者たちが何うやつて警察の捜査網を逃れたかを讃へるやう。

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さて今日は学校は新年度始業で抗議活動の学生らは「罷課」を唱へ「全民三罷」とゼネスト拡げる声もあり。

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学校の入り口では抗議の中学生らが路上に立ち中文大学には続々と他学も含め大学生集まる。


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中学生が、と思ふと大した信念と勇気。孫文はかつて在籍した皇后中学で銅像がマスク、ゴーグルにヘルメットで抗議してゐる。


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さすが中文大学ではかなりの学生集まり主催者発表で3万人。キャンパスは郊外でMTR站からも大学中央のこの廣場まではかなり距離あり、これだけ集結したのは開学以来のはず。

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中学生は中環のエジンバラ廣場に集結。数千人規模。彼らの装束が珍しく「白」なのは学校の制服は白が多いため。折からの雨空で雨傘が開く。


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この中環のエジンバラ廣場に中学生集結なら金鐘のタマール廣場には罷工の大人たちで、そちらに向かふ途中に人民解放軍、行政長官弁公室と立法会が並ぶ。


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全く人気もないのは人民解放軍は「怖いから」で林鄭弁公室はもはや死に体の林鄭に抗議も虚しいか(夜になり林鄭弁には多少の抗議あり)。立法会もデモ区があるが最近は人気もなく全く人影なし。


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タマール廣場での三罷活動を眺め所用ありで湾仔の方に歩かうと香港市役所横を歩いてゐたら橋上に梁“長毛”國雄元立法会議員。活動のなかタバコを一服。「写真撮るから笑って」でやつと笑つてくれる。

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ここ数日の雨空で陋宅マンションの前に巨大なマイマイ🐌お出まし。雨が降ると大量に発生するがふだんは何処にゐるのかしら。解放軍のバラックの中に潜んでゐるのか。

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31日(土)の夕方、中環で黒蟻社中の路上行進のなかで日本語で誰かと話してゐる荻上チキに良く似た男性が目に入り月〜金の深夜の帯番組あり昨日の今日で香港にゐるはずもあるまいで通り過ぎたのだが香港政治専門の倉田先生が週末、香港でチキさんと一緒に抗議活動の場を歩き、それが今晩のTBSラジオ・Session22で流れるといふ。今日の朝便で日本に戻り晩にはラジオ出演とは荻上チキさんご立派。

しかも現地での取材予定していたアグネス周庭が金曜日に検挙され土曜日に保釈でインタビュー取材も結果的に出来てゐるが、さらに今日の高裁判決、昨年の立法会補選に立候補した周庭が立候補失格とされ周庭の起訴につき高裁が選管の判断・作業に誤謬ありとして選挙無効の裁決、そのことまでチキさんは起用に説明。勝訴だが判決は「香港自決」といふ彼女らのスローガンが港独に繋がるとして立候補失格といふロジックにまでは踏み込まずアグネス周庭はこの判決を「惜勝」とコメント。この香港取材は番組で約1時間が割かれ、かなり本質捉へたもの。

▼林鄭の各界見識との面談に若手理論派として招かれ「林鄭の政局安定に諸手を挙げてでは協力できず」と出席拒んだ沈旭暉の論評(本日の明報)。香港の状況をサミュエル・P・ ハンティントンの文明の衝突〉から香港を東西文明の衝突地点として捉へ中共統治での「社会信用システム」や「再教育」そして今だに天安門事件の落とす影を分析し香港市民の要求がもはや生存権から生活権に変はつてをり、そこには当然、自由や個人の権利や多元化など含まれるもので、それを中共が理解するどころか〈中国モデル〉か〈一帯一路〉政策の輸出。そのなかで香港が何う立ち回るか。これだけの提言を林鄭の茶話会ではとても受け入れられまい。

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▼政府検察の検察官組織の代表が律政司に対して警察による8月末からの議員らの身柄拘束等の行為につき香港法治の破損危惧する意見が発表される。検察当局が法務大臣に意見するやうなもので、かなり異常。だが意見せずにゐることが異常で、かうした思考はむしろ正常か。

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▼今日のNY Timesに巻頭でJoshua Wong(黄之峰)とAlex Chow(周永康)連名でのオピニオン記事掲載あり。反送中では確か7月の艾未未以来。敵そして交渉相手はもはや林鄭にあらず中央政府である。

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▼油麻地のCinematiqueといふ香港で最も上映作品に定評ある映画館で会員に対して三罷の影響あらうか一両日中の顧客対応につきメールあり。


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会員手続き、この数日で期限切れの招待券やレンタルDVD返却など柔軟に対応する、といふ内容だが現状の社会不安で執法側つまり警察による暴力制圧によると言及あり。かりにリベラルな映画機構だとしても時節柄すぐに共狗に噛みつかれる。晩になり案の定か、この顧客部の責任者より前のお知らせでは個人的意見反映させ、それは映画館を代表するものに非ず、と謝罪と説明。

和你飛……って飛べないよ、これぢゃ

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昨晩の太子站騒乱。さすがに警察の速龍隊も無差別に市民を殴打してはゐないと思ふのだが(蘋果)。黒蟻狼藉で3站は本日、閉鎖のまゝ。

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昨日のやうな騒ぎあると大公報は本当に見事に黒蟻諸君の暴動を詳しく報道。あんたら本当に暴動起こす彼らが好きなんだね、と思ふ。彼らが騒いでくれることで血が踊るとは。

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今日は空港での妨害活動なのだといふ。反送中運動に多少理解してした親会社をもつCXが中共に目をつけられ中共の領空権まで持ち出されゝば会社もさすがに服従で反送中の空気を根こそぎ排除せざるを得ず。運動が成果よりも後味悪い負の結果になつてゐはせぬか。


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黒蟻社中は午後、空港敷地内で路上にバリケード築き警察と対峙。警察は彼らが路上占拠始めたところで鎮圧に動き何故に一網打尽しないのか。エアポートエクスプレスは不通、東涌線も麻痺。黒子が東涌站構内で施設破壊も警察は一切それを放置プレイ。破壊者は当然とんでもないが香港警察の責任も厳しく叱責されるべきだろ。

  • フライト客に不便だが、どうにか動ける空港占拠
  • フライト客が移動できない道路封鎖

どっちが、それでも反送中運動にフライト客の共感得られるか、よく考へてみればわかることなのだが。もはや彼らの運動は出口見せず。ちなみにアタシが香港空港に到着して空港からの交通が麻痺してゐたらリーガル空港ホテルなんてバカ高いし爆満だから台北行きのフライトでさっさと台北に遊びたい。


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黒蟻社中は空港施設に入れぬため東涌に徒歩で移動してMTRの東涌站コンコースで狼藉のかぎり。昨晩の太子站等でのMTRの警察合作に対する仕返し。やりすぎ。いつの間にか敵は林鄭から警察そしてMTRになつてしまつた。何うせ効果的に公共交通機関を妨害したいのなら、それこそ港珠澳大橋でも路上占拠すれば中共の国有資産なので大変なことになるのだが。


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東涌站での狼藉でMTR東涌線は不通。いつもなら騒動のあとMTRの無賃乗車で帰途につく彼らも足がなく大嶼山(ランタオ島)の空港幹線道路を歩いて市街へ。約20kmで悪天候のなか2時間半。途中で彼らに好意的な自家用車運転手が彼らを乗せてくれたといふ美談もあり。警察は大嶼山から彼らが海運で還るのに備へ中環や屯門などの波止場で待ち受け。だから空港で彼らがピケを張つたときに何故に一網打尽にせぬのか。理解できない。

本日、香港競馬今季開幕でメインレースは行政長官カップ(画像は昨年の笑顔)。林鄭が出てきたら沙田は荒れて競馬開催どころぢゃなかったが折角の「市民と交流」との機会だつたのに。行政長官不参列の場合は政務司なり誰か政府高官出てくるが今の状況では誰も競馬場になど怖くて来れやせぬ。

蘋論:普選路斷 特首惡晒 法治瓦解 | 蘋果日報 | 要聞港聞 | 20190831

自由、民主、法治,一直被視為文明社會的三大支柱,而被視為華人世界三小龍的香港、台灣、新加坡,原本各有欠缺。香港,有法治、自由,缺民主;台灣,有自由、民主,缺法治;新加坡,有法治、民主,缺自由。然而,8.31決定對香港普選落閘,雨傘運動又未能撼動其絲毫,民主政制遙遙無期,不只讓市民對抗爭感到疲憊,也讓官員日益驕恣,執法、司法淪為人治的強力工具,市民的自由,連免去恐懼的自由都被剝奪,香港即將從文明社會除名。

昨日の蘋果日報社説。自由、民主と法治は文明社会の三つの基本。香港、台湾とシンガポールで見てみると香港は法治と自由はあるが民主に欠け、台湾は自由と民主はあるが法治に欠け、シンガポールは法治と民主はあるが自由に欠ける、と。一寸無理やり、殊にシンガポールは眉唾もの。香港は社会が疲弊し法治が権力の意で動き、これで自由剥奪されたら、と。本当にすべて林鄭のおかげ。一国両制や50年不変の脆さ、限界あつたのは事実。だが何うにかそれを露見させずにすることが務めなのに林鄭は抉じ開けてしまつた。直近の世論調査(中文大学香港亜太研究所)で林鄭の評価は28.4点(前月比▼4.5)。これは「支持率」ではなく100点満点とした場合の評価。よつて支持の有無問へば数字はもつと低い可能性大(ちなみに律政司・鄭若驊は更にひどく20.3である)。

朝日新聞論座〉に拙論掲載。この機に及んで中共批判据ゑ置きで香港のコトもあらうに民主派にまで苦言とは富柏村も日和つたどころか転向か?と叱られさうだが香港でいま必要なのは中道多少リベラルの現実政党。だが市民レベルで中共嫌ひは本当に凄まじく多少でも(必要悪としての)一党独裁中共を受容がどれだけ六ッかしいことか。

今朝のTBSテレビで関口宏サンデーモーニング〉も冒頭から15分、香港の昨日の動き。さまざまな香港に関する言説が流布されるなか網上の勝手気儘なつぶやきなだ未だしも……ってこの日剩もその一つだが、一応名の通つた言論人のコメントがAmebaだらうが通じて流され、それをYahoo!がそのまゝ垂れ流すのには恐れ入つた。昨日の黄之峰とアグネス周庭の検挙釈放について。

北京政府としてはこの31日に、激しい勢いのデモをやるだろうと計算していたが、なかなかそういう状況が見えてこないので、とりあえずこの二人を拘束したということだろう。一方、2人の逮捕を受けて、民主化活動の主催団体が31日のデモは中止すると言ってしまった。つまり、ここで暴れてくれれば一網打尽にできてしまうと考えていた中国政府の計算が狂ってしまった。その意味で主催団体の判断はとても賢明で一枚上手だったし、北京政府は“やられた“と思っているはずだ。だから改めて刺激するという意味で二人を保釈し、また暴れてもらおうと。そういう計算だろう。暴れてくれればテロ指定ができる、させてくれよと。そのための状況を作るために煽っている。暴走してしまう人を待っていると思う。

思ひ込みといふか妄想でこゝまで公言できるのは賞賛に値す。時系列に基づく事実の誤認も「見上げたもんだよ屋根屋の褌」だが何うすれば、こゝまで無責任なことが言へるのか。自らはノーリスクで主張は自由、だがその語る対象には何百人どころか中共も含めれば十数億人の命がかかつてゐるといふのに。こんな主張する輩がゐるのは合憲だが、そのコメントを無思慮に使ふ、これもマスコミ?があると思ふと、その見識ならぬ常識を問ふばかり。どれだけ低レベルなのか。

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香港の一番長い日……に、ならず

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昨日からの一連の活動家検挙、議員身柄拘束で今日が天王山か!と思つたがポシャらないか。アントニオ猪木vsモハメド・アリのやうになりはしないか。

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人民日報は暴力的市民弾圧を嘯くが、そも/\今日は何ういふ日かといへば5年前に中央政府全人代常委で香港の行政長官選挙普選につき親中派候補者しか立候補できぬことを決定。


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これが香港市民に普選実現の失望感与へ雨傘運動が起き今日に至つてゐるのだ。


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これまで反送中運動で香港の視覚アートはかなり水準の高いアッピールをしてきたが今日のNY Timesに出港された、この全面広告のイラストはいたゞけない。香港警察からご丁寧に午後、港島は混乱といふ予告届く。「安全に留意」と呼びかけるがキミたちは煽動家か。


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反逆中運動で若者たちが多用する「連登」のサイトが中共系?ハッカーにより不能に。しばらくして復活。これがないと黒蟻社中はとても困る。


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明日、今季の競馬「開鑼」🥁🐎💸なのだが、それどころではない😰


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アタシは本日、朝からFCCで新聞読み、書き物をして午後遅くに中環の寄席で高座に上がる。マクラから本筋に入つたところでソデから席亭が「本日はこゝまで」と手で🙅‍♂️とする。デモがこの界隈にも来てゐて地下鉄がいつ不停となるかわからず。客の足が確保できるうちに、ってもう路線バスはダメだが早く帰したいといふ。寄席で高座の途中でお仕舞ひといへば快楽亭ブラック師匠の大須演芸場。小屋の賃料未払ひで所有者が建物明渡し求めての司法による強制執行

午後から降雨。まだいつもの土曜午後だつた中環で1時間の所用済ませ外に出たら、もうこんな。


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中環のMTR站かなりの混雑。最近、感心してゐるのだがMTRが、この反送中での度重なる運休不便に対して構内に案内係配置してゐるのだが東南アジア系とかマイノリティの臨時職員少なからず不案内な乗客にいろいろな言葉で対応できるやうに。


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湾仔では基督人の「宗教活動」で始まり銅鑼湾の「ショッピング」は、もつと繁忙(反暴)。これは示威では、ない(といふことになつてゐる)。


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警察の「超高性能高圧」放水車が青水攻撃。黒には何色を混ぜても変色しないことは小学生でも知つてゐるはずだが。この放水車まったく役立たず。


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デモで賑はふ銅鑼湾から地下鉄で5つ目の太古はAeonも盛況。情勢不安で非常用食料の買ひ出しではない。按摩椅子で毎日の「無料体験」での寛ぎも、いつもの様。


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ジムでは皆さん不法道路占拠行為を中継で眺めながらのトレッドミル。デモの日常化とは。

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短冊にした山芋、胡瓜の一夜漬け、それに家人が築地で買つてきた有明海の一番摘みの海苔……これは風味別格。こんな浅酔ひでRTHK32チャンネルで市街動乱を眺める。

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金鐘に集まつた黒蟻の群れは警察が中聯辦を厳重警備する西環に向かひもせず湾仔へ。湾仔といへば警察総部だが近寄らず皇后大道東に集ひ(日本のマスコミは此処を「香港警察本部前」とか「近く」としてゐるが香港ではだいぶ距離感あり)夏の終りでキャンプファイヤー。火遊びは寝小便のもと! この反送中は嘸ぞや良い思ひ出になるかしら。20年後に社会的に安定した地位で「あの当時はねぇ……」と若者に自慢と説教だけはしない大人になつてほしい。心底さう思ふ。

湾仔を防備する警察にも全く士気が感じられない。防暴隊は二軍引退宣告されるような所作の悪さ。それに比べ金鐘で暴れてみせるやうな黒蟻たちの中に実に動きの機敏な精悍な輩少なからず……あれ?、腰に拳銃が。

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グロック19 サードジェネレーション - ガスブローバック | 東京マルイ エアソフトガン
この黒衣君がすげー拳銃マニアで「警察側の犯行」演出のため、わざ/\Glock19の玩具銃調達で、この画像を撮影させて、それが流布した?……なーんて面倒なことまで誰も想像せぬ。だいたいの人は「やっぱり警察が自作自演か」と思ふ。だがロバート=キャパのスペイン内戦の報道写真のやう。何事もあらゆる想定で考へないといけない。


黒蟻の群れは湾仔から機動隊に一気に銅羅湾まで押され銅羅湾でしばらく抵抗見せたものゝ九龍に移動。地下鉄站での狼藉甚だしい。もう敵は何方にありか見えてゐないのではないか。アタシはかねてから抗議活動は行政長官公邸に向かふべきと思ふのだが。

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地下鉄構内の設備破壊して無賃乗車して站構内で黒→白にシャツに着替へ次の狼藉場所に向かふ……となつたらMTRも警察に通報は当然。で警察はMTRからの要請といふことで強気で乗り出し黒蟻君たちは地下鉄という逃げ場のない場所で警察の襲撃を食らふ。金鐘で腰に拳銃で火炎瓶投げたりの「プロ」は当然そこにはゐない。

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Prince Edward站構内に警察が突入、停車中の列車で「一般市民も含め襲撃」に遭つた……映像で見てゐると、この警官突入で一般乗客はさっさと列車から出てゐて車内に取り残されて追ひ詰められたのは活動家ばかり? この車内で泣き叫ぶ彼らも何故に列車に残つてゐた? こんな真新しい白シャツ、でも黒マスクでアタシには一般市民に映らないのだが。だが、いずれにせよ追い詰めて逃げ場のない相手はもはや制圧してゐるのだから、それに対して警棒で殴打が許されるはずはない。

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蘋果日報(9月2日)に時系列で、この晩の旺角・太子の状況が時系列でまとめられてゐる。黒蟻の群れが列車に乗ろうとしたところ「長棒やハンマーを持つた市民」に遭遇し応戦となり警察が「元朗の39分」とは違ひ速攻で現れ、しかも旺角から警官専用列車で到着、そこで荃湾線上りの車内にゐた者たちに過度の暴力的検挙。

830公安天下


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中共国慶70に香港の暴警を招聘。香港では民陣の岑子杰が昼飯時に襲撃受ける白色暴力。いずれも抗議活動を高揚させ鎮圧に乗り出すベクトルで同じ報告に向いてゐる。……さて、今日は「林鄭暴政」の極み。

香港民族党の陳浩天二度目の逮捕。日本への渡航で空港にて。

陳浩天に続き〈香港衆志〉の黄之峰(Joshua Wong)と周庭(Agnes Chow)も被捕。黄之峰は2014年の雨傘で当時18歳で頭角表しTIME誌の表紙に出たくらゐでアグネス=チャウは今回の反送中で日本のマスコミにも頻繁に登場してゐる「民主の女神」ださうで二人の逮捕は日本でも大きく取り上げられる。

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抗議活動で路上占拠、公共物破損等の実行犯ではなく理論派の逮捕はまさに治安維持法での特高による思想犯逮捕のやう。大川周明伊藤野枝北一輝か。国慶70への暴警将兵、民陣への白色暴力そしてこの三人の逮捕。俄然、抗議活動高揚させ現場は荒れる。そこで鎮圧で根こそぎ運動を退治するつもりか。さうした行動が市民の理解など得られぬこと承知で、これが林鄭の「全ての法的手段用いて平定」。最早、林鄭は自らの市民からの信頼や名誉など関係もなく中共の奴隷として「香港平定」だけに尽力する装置となりぬ。

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明日(31日)開催予定だつた民陣の抗議活動が昨日、警察により不許可となり民陣は本日、それを公衆集会及遊行上訴委員会に上訴したが本日、これが駁回(却下)され民陣は抗議活動中止を表明。


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これに対して泛民主化の議員有志は政府の横暴に明日、何らかの形で港島に「出街」を声高にアッピール。宗教団体は宗教活動であれば警察の反対・不反対通知不要で宗教集会といふ動きもあり。だが警察も強気で午後4時の定例記者会見では昨日以降の立法会議員まで含む計7名の身柄拘束、明日の抗議活動にもかなり強気。これだけ抑圧すれば抗議は参加する市民の数も抗議ぶりも過激になりさうだが、まるでそれを嗾けて待つやう。本当に黒警そのもの。明日も集会を含む路上占拠だの違法行為があれば容赦なく現行犯で逮捕すると。「宗教集会」についても開催者が宗教集会と主張しても通常は広場での祈祷といつたものでデモ行進すれば、それは宗教活動と看做されぬと警告。

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明日(土)はアタシも午後から中環で用事もあるのだが……。6月にひょんなことで入手したヘルメット、使ふ機会もなかつたが雑誌に記事書いたりラジオでコメントしている自称「プレス」なのでヘルメットもプレス仕様に。アタシの場合、ヘルメット要る場所には行かないのだが今日日この情勢ではいつ何があるかわからぬので。

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FRAGILEのシールは我ながらいゝアイデア。フライトのノリで間違つて「PRIORITY」にしたら最初に捕まつてしまふか。ディック=ブルーナの平和の理念でミッフィーちゃんもお守りのやうに。

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炮台山の中南廣場(文具店)にヘルメット用のステッカー調達(上述)で寄つた序でにデイスタンプ購入。今日まで使用の物は最初の年(2008年)から最後(今年)まで12年!ちゃんと一人で使つたのは人生初めて。今年から12年後までの新品を入手。これを使ひ切るくらゐはまだ生きてゐるかしら。ふと気になつたのは「年」は12年なのは「月」に合はせたから。では日付の部分は0〜9まで10個の数字と「日」は不要の際に使ふ「−」と……さて、あと残る一つは何でせう? 「日」の2桁のうち1の位は「 / 」で10の位は「  」(空白)である。

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「 / 」は全く使つたこともなければ存在を意識したこともなかった。12年愛用のデイチョップをしげ/\と見てみると確かに一度もインクに当ててゐないとは。

香港政府の抗議デモ対策案、中国政府が拒否=関係筋 - ロイター 林鄭は8月上旬、条例撤回と対警察の独立調査委の設置を中央政府に打診したが拒まれた、と。すでに一国両制など虚実も明らか。嫌はれ者の林鄭も、これが明らかにされ少しは同情されるか、といへば中央政府の指示で更に強頑な手段で抗議に応じてみせたのだから余計に嫌はれる。そもそも林鄭があんな条例改定など俎上に載せたのが元凶なのだから、結局のところ何れだけ憎まれても憎まれ足らず。

1日に3名の立法会議員を過去の抗議活動での公務執行妨害容疑で検挙 | 蘋果日報

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もはや香港市役所(林鄭月娥市長)と警察による白色テロ

こんなクソのやうな映像作品に対して早速、優秀なクリエーターたちがパロディ版……といふかこちらのほうが真実を語る映像作品を制作。秀逸。

金剛Crew - 香港2019(現場收音版) | Facebook

Siu Out - [轉載] 為你子女既自由生活 為你下一代既自由空氣 為你既自由發展空間 八三一 遮打見...