富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

及時雨


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“完善选制及时雨座谈会达五共识”といふ大公报の見出しで“時雨”の意味がわからない。よく見たら“及時雨”で“Rain in Time”の意(副詞的)。提灯会議で5つの、何うせ“愛国者による治港”なんてことで共識を確認……といふやうなことなのだらうが、この场合での“タイミングの良い雨”って何か。想像もつかず知人に寻ねたら“时间上刚刚好来到的救兵的意思”なのださう。つまり香港の不安定な状况に対して中央政府の全人大法工委、国务院港澳办や中联办といつた組織による機敏な改革対応が「恵みの雨」なのだらう。自画自賛はお得意。その「時雨」の方々や香港市役所の国安法担当者が中央政府や香港市役所トップに次いで米国政府から制裁対象に(蘋果日報)。米国への渡航制限され銀行口座等も凍結される。林鄭が現金で給与支給されてゐるといふ。だが中共は大国なので米国の制裁など屁の河童か。

西九龍の美術館で展示される艾未未の作品が国安法抵触……とこの非難したのは香港の立法会議員。自らの奴隷化。魯迅がどれだけ嘆くだらうか。だが今となつては天安門(毛x東肖像)に向かつて中指立てゝたら一党独裁中共でお咎めなければおかしい。少なくとも一昨年までは、これが「権威に対する反発」といふ主題の現代芸術行為で許されてゐたのだが。結果論だが、さういふ〈ぎりぎりの自由〉がある状態を利口に維持することが賢明だつたのか。

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「同性婚を認めないのは、憲法に違反する」判決はどう導かれたのか?(ハフポスト)

憲法24条(結婚の自由)と憲法13条(個人の尊重)の違反は認められませんでしたが憲法14条1項に違反すると判断しました。

「すべて国民は法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」――憲法14条は、そう定めています。

判決後の記者会見での綱森史泰弁護士の説明によると、憲法14条は合理的な理由のない区別を禁止しています。

そのため判決では、「異性カップルだけが結婚でき、同性カップルが結婚できない法律を国会が作ったことに合理的な理由があるかどうか」という点が慎重に検討された、と綱森弁護士は説明します。

その際に裁判所が考慮したのが、「性的指向」と「結婚がもたらす身分関係(夫婦関係や親族関係など)や法的利益」だといいます。

それぞれについて次のような点を検討しました。

性的指向:人種や性別と同じように、自分の意思では変えられない性的指向で、結婚が認められる人と認められない人がいることに合理的な根拠はあるのかを検討

結婚がもたらす重要な利益:結婚によって、夫婦関係や親族関係などの身分関係が生まれ、その身分に応じて相続権や税制上の優遇などの様々な法律上の効果が使えるようになる。その利益を異性カップルが受けられるのに、同性カップルが全く受けられないことに合理的な根拠はあるのかを検討

その上で、「同性カップルの結婚が認めらないのは憲法14条に違反するか」を判断しました。