富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

区議選前日

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天下分け目の区議会選前日の土曜日。理工大に勇武派居残るが昨晩は抗議方と黒警の大きな騒動もなく今日は何時、何処で何か起きるか誰かが何か仕掛けないかと気になつたが大事もなし。「民建聯に投票を!」といふ広告がネットに出回り何かと思へば11月25日とは。


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いつも通る、岡田屋(Aeon)の入る商場の入り口で寂しそうな野良犬を見る。

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今回、山頂の選挙区で日僑の賣間さんといふ方が2047香港監察といふ泛民主派から立候補で沙田でもご母堂が日本人の候補者もをり。いきなりお二人とも当選かも。
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天皇皇后伊勢神宮親謁。天照大神祀るこの場に西洋馬車と自動車とは近代天皇制がいかに革新的であるか。ある面「日本的」といへば日本的である。


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区議会選実施決定?

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愛党紙・大公報に見開きで「以票止暴救香港」と評して民建聯に投票呼びかける急告。「急告」叫ばれるといよ/\選挙近しと心躍るが今回はこれが出たことで明後日・日曜日の区議会選は実施されるのだ、といふ変な憶測。建制派もついに大敗を覚悟したか。

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さらに今回の抗争で巻き込まれ死傷した市民の写真掲げた全面広告も暴力=抗議派への反対。だが死亡した羅伯父さんは路上清掃従事中に黒白抗争に近づき画像残そうとして黒衣が投げたらしい硬物的中。黒衣に異論唱へ揮発油かけられ火達磨になり危篤といふ事故も何故?犯人が捕まつてゐない。いずれにせよ建制派は歴史的大敗が期されるなかで一議席でも死守をと必死。そのやうななか前代未聞!中共系から李嘉誠(長實)ら地場系、旧英国系のSwire(太古)にJardine Matheson(置地)まで大同団結「爱护香港、守护家园」の意見広告が各紙に。区議会選前に象徴的。‬財閥系企業ずらりと並ぶなか星島新聞だけ格下だが(笑)おそらくこの財閥大同団結広告取りまとめの下請けが星島か。


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晝に久々に湾仔の再興焼臘で叉焼飯食らふ。

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尖沙咀で理工大學に近くと警察の非常線で止められる。記者証見せても構内にゐる大学関係者等とのアポがあれば、その関係者がそこまで迎へにこない限り入構させずといふ。学内にはまだ50名ほどの勇武派残党をり警察の取締りで逮捕なしでは脱出できず。衛生状態などもかなり劣悪の由。当方は取材の自由等振りかざすほど取材意図してをらず引き下がる。

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紅磡に向け歩く。中国人壽保険によるChina Life Centreの開発は失敗り空虚。


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紅磡海底隧道不通で潜海の路線バスがなく不便あり香港政府が無料の渡船服務提供中。湾仔と紅磡、土瓜湾それぞれを結ぶ。30分に1本。それなりに好評で朝の通勤時はかなりの混みやうの由。紅磡は現在定期航路なく閉鎖中だつた紅磡碼頭だが湾仔側は香港会議展覧中心近くに着岸とは。


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晩秋の、といつても摂氏28度だかあるかの好天で沿岸の眺めも良し。


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湾仔の金荊棘廣場には今でもそれなりに大陸観光客の姿あり。こんなところが彼らにとつて〈香港〉と刷り込まれてをり香港に来ると必訪の地だといふのに笑はされる。


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一旦帰宅して晩に油麻地へ。粤來順にてK氏夫妻と家人と四人で会食。美味いのだが前回初訪の際は見せられたもしなかつた日本語と韓国語の食譜見せられ怪しい直感。普通の食譜も卓上にあるので見比べたら日韓食譜はすべての料理がHK$20高。今どきまだ「外国人料金」設定とは何とセコいことか。おまけに食譜の料理名と翻訳、説明もぐちゃぐちゃ。魚香茄子煲が「みじん切り豚肉を添えたか炒め」である。
다진 돼지고기를 곁들인 가지 볶음
も意味は同じだ!(ちなみにハングルを初めてタイプしてみたが楽しい)


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給仕に「ちょっと、これみんなHK$20高いんだけど」といふと白々しく「ちょっと確認します」と一旦下がり「こちらの(つまりローカルの)値段でいいです」だって。まったく。


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油麻地は今週かなり荒れて催涙弾もひどかつたが陋巷は何事もなかつたかのやうに街場の佇まい。

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China’s unruly periphery resents the Communist Party’s heavy hand - Hong Kong in revolt

Hong Kong stares into the abyss amid growing violence - Catching fire

平静を取り戻したのか

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大公報に久々にアンソン陳方安生、民主党元老のマーチン李銘柱と何俊仁、蘋果日報・ジミー黎智英の売国奴四人組の醜悪なイラスト登場。だいたいこれが出るときは他にニュースもなく平静の証左。揶揄するのは売国奴らの尽力で米国での香港法案上下院通過。 


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このまま周末の区議会選まで平静が続くのか。これを絶対に撹乱したい勢力もあるはず。昼どきの中環。陸橋の上に警察の防暴Popo一味をり。中環で昼休みに突発的に集まる抗議活動の監視か。今日は路上占拠もないのに。香港警察、必要な時にゐない、要らない時は来る。彼らが来ることで場が乱れ騒ぎとなる。中環のバス停に達筆で「解散警隊 刻不容緩」と揮毫あり。
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乗つた722の路線バスは湾仔から東区走廊に入り通常は北角の先で鰂魚涌に下りて康怡を走るが路線変更で迂回で東区走廊からそのまゝ太古へ。太古坊で突発的に催されるランチタイムの抗議活動懸念。だが実際には起きてゐない。


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陋宅に何やら荷物届いてゐて何かと思へばTiny商店からで友の会に入つてゐたのだつた。購入時割引特典ある会員証と重厚な誠品型録と香港警察装甲車のミニカーがおまけ。何とも不人気な香港警察車両だが。

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この装甲車、見かけは丈夫さうだが火炎瓶を投げられただけで、それが車底に入つてしまふとガソリン車の怖さで炎上も易し。発火性油で火炎瓶は簡単に作れるわけでTinyのミニチュアの中にも飲み物の瓶少なからず。かうしたサイドカーの飲み物売りも黒衣に瓶飲料売つただけで暴動幇助でお縄なのかしら。

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アタシは何でもすぐ無くすので子どものやうに名前シールとか貼つておくのだがモンブランのMeisterstückプラチナのペンに名前シール貼つただけで極めてダサくなることについて。視覚効果とは面白い。

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今日もまだ理工大学には籠城の学生がをり本日21日は元朗争乱の月命日?で元朗では抗議活動もあり。 だが香港全体としては昨日からかなり平静を取り戻してゐる。

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しりあがり寿先生『地球防衛家のヒトビト』でまた香港が取り上げられた。

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▼米議会が対中圧力を強化「香港人権・民主主義法」可決、トランプ大統領署名は不透明 さういへば、ところでマカオは?😓 https://t.co/anw853rG8f

▼古今亭父子の物語。キクマサの話で〆もよい。だが「今も昔も東京随一の賑わいを見せる浅草界隈…… 」って浅草が今も東京随一の賑はひ? ご冗談を。 

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米国上院でHK Act通過


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米国上院で香港人権與民主法案通過。これでトランプ署名で施行となるがトランプも習近平との悪魔の取引もありさう易々と署名はすまい。

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これまでの激動の「激動の日々」と比べると今日は静か。理工大では籠城する残党がまだ100人規模でゐるさうで榎本武揚の如し。まだ九龍で抗議方勇武派と警察Popoとの衝突続くが理大之乱がやはり最後の炎上だつたといつていゝのか何うか、まだ予断は許さぬが。それなのにNHKのNW9は「戦場になった香港」って……あんまりにも無責任な大放題。

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日本は大陸法といつてよいのかしら。過分にrule by lawのところあり。法による支配と法治の違ひをこれまで真剣に考へたこともなかつた。確か大学の一般教養の法学の話でもこれがあつたやうな記憶はあるのだが。

「反送中」風暴的形成,港人的焦慮和憤怒,源自香港的自由法治備受摧殘,此間法律學者和時評家早已清楚闡釋,國內的依法而治(rule by law)與香港繼承英國那套高舉法治(rule of law)的取態,南轅北轍,背向而行。香港這個重視權責、專業分工而無礙團結的公民社會,一旦融入只有一共一國思維的一國,香港一制就此湮沒,香港哪有「運行」?!(林行止)

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理大必死

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理工大學の抗争は警察の執拗な鎮圧のなか逃走試みる学生も必死。


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昨日の香港高裁によるマスク禁止法司法審査につき北京中央が強烈に批判。高裁の判断は全人代常委に権威に対する「重大な挑戦」としてして基本法の解釈権は全人代にのみある、と。さすが一党独裁国家の欺瞞。三権分立もなく、あるのは党の権威のみ。今回のマスク禁止法は林鄭市役所の決定だつたはずだが。それにしても「一些法官更違背了《基本法》和中華人民共和國《憲法》,背叛了法律精神和司法職業倫理」(環球時報)とまで罵るとは。

夕方、MTRで樂富へ。紅磡隧道不通で路線バスは使へず。香港兆基創意書院。


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CCDC(城市当代舞踏団)主催のCity Contemporary Dance Festivalで〈人間‧獨‧白II〉と〈無眼睇〉といふ二つの舞踏を見る(トレーラー立場新聞の記事)。前者はまだ若い振付家と踊り手の習作のやうだが香港の舞踏代表するTerry Tsang(曽景輝)振付の後者は男2女2の踊り手による見事な身体表現。奇怪な面を被つてゐることが一糸まとはぬ全裸の肉体を余計に誇張する。やつと少し涼しくなり晩におでんを煮る。

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理工大争乱のあと。全てが物悲しい。


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日本人の若者一人が理工大周辺で警察に身柄拘束された由。地元ではこれほどの記事になるものなのか。

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九龍騒乱

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深夜に警察が理工大に突入。警察はこれを事実否定、あくまで路上での抗議活動鎮圧とする。学長が未明に大学に立て籠る勇武派の学生に対して「警察と協議の上、学生の抗議活動停止と学外への退去に猶予を確認したので安全に撤退すること」と求める。学生らはこれに応じようとしたが警察と何らかの小競り合ひあれば警察はそれを理由に催涙弾等で強硬な鎮圧を再開し収拾に至らず。

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中継を見れば正面玄関前にまるでキャンプファイヤーの残り火のやうに炎上が続く。「催涙弾放題」といふ見出しも異様だが「放題」は日本語の「食べ放題」定着して「放題」だけが「名詞+放題」で「無制限」の意味で使はれる。

マスク禁止法につき民主派議員らが求めた司法審査でマスク禁止法は「一部、香港基本方に抵触で違法*1」と香港高裁。司法の意地。中共的には政府決定を裁判所が覆すなど野蛮も野蛮か……なーんて嗤つてゐられないのは日本。環境権や「一票の格差」みたいなこと除けば自民党政権に異見は表せぬ司法。晋三の「桜を見る会」も晋三に突っ込んでバカなコメントとつたり国会で予算委審議云々とやつてゐるなら、このやうな司法審査でも出来れば手っ取り早いのだが。


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昼休みの中環での抗議活動の定着と持続。Lunch TimeならぬLaunch Timeの如し。症状に入つてみれば 暴徒は商場内まで星巴珈琲を「改修」に来ないと思ふのだが商場内の星巴も臨時休業。美心集団系の大家樂が暴徒の打毀しに遭ふなか競合する大快活は商売繁盛。


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昨日、理工大付近で勇武派が放つたアーチェリーの矢で脹脛負傷した警官を林鄭が慰問。暴力行動を非難。「林鄭による反送中条例によつて」負傷した市民は絶対に見舞ひしもせぬのに。どこかでこれほど嫌悪されようか。

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理工大学鎮圧で九龍振るひあちこちで抗議活動。道路閉鎖。尖沙咀と油麻地のMTR站は午後から閉鎖。百聞は一見に如かずで出かけてみる。佐敦でMTR站を出ると催涙弾はないが埃もひどく異臭あり。そんななか自動車通行も不自由ななか結婚の披露宴に向かふ若者たち。 


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理工大には近づけず警察が封鎖する前線は静か。 


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このやうななかで昌記酒荘も健気に営業中。エロ系サウナも卑猥にやつてゐる。世の中は強か。


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尖沙咀側から警察がNathan Rd上で催涙弾撃ちながら北上。勇武派も旺角側へ撤退。催涙弾で直撃されてゐないから症状は軽いが喉が痛み涙が出て鼻水が止まらず。それでも油麻地の果物市場は開いてゐて油麻地の街娼も路上で客引きを続けてゐる。


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若者がゴーグルにマスクで厳重な催涙弾対策をして撤退で走るなか一本裏の街場に普通に佇む年寄りたち。彼らは咽びもせず小さな公園でカードで賭け事してゐたり新聞読んでゐたり。呼吸が浅いのか神経が敏感じゃないのか目も普段から涙目で催涙弾も気にならないのか……日本の侵略や国共内戦文革など混乱のなかで難民だつた過去もあらう彼ら年寄りの何にも動ぜぬ、この強さ。さすが世界一の長寿誇る香港である。 

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警察午後4時の記者会見で催涙弾を数へるとき「何枚」なのが気になる。

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日本語だと紙とかシーツは何枚ですが、これは中国語では「張」。「枚」は名詞で「木の幹」。なるほど催涙弾の弾筒は木の幹を短く切つた形。これなら何枚か。反送中、逆権運動といふ貴重な体験で林鄭はさまざまなことを私たちに教へてくれる。


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午後十時の住宅から外に向かつての抗議の叫びはいつにもまして今晩は半時間経つても続いてゐた。理工大ロックアウトしてゐた学生+部外者は周囲が幹線道路に囲まれ視界もよいなか警察に睨まれ大学から脱出するにも能はず。紅磡站との歩道橋の高所から自動車道に縄で降りて救助のオートバイに乗せてもらふ決死の逃亡もあり。


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理工大構内には中学生も百名以上が抗議活動に加担して籠城。民建聯の元代表で立法会議長も務め最近は微妙に建制派から距離を置く曾鈺成が香港大学の法学者・張達明らと理工大に近い香港消防本部に陣取り理工大の混乱収拾に警察との協議など進める。中学校校長も多く集まり18歳以下の学生については警察は本人確認するだけ身柄拘束せず校長同伴での離開に合意となり深夜、 曾鈺成と張達明を筆頭に校長らが理工大敷地内に入り未成年を保護始める。曾鈺成、それにしても任侠のやうな雰囲気で何を企んでゐるのか。

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新聞で写真だけ見て香港か?と思つたらボリビアであつた。

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*1:香港基本法を準・憲法とすると違憲で英語でもunconstitutionalと書かれてゐる。

解放軍の善意


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昨日、九龍塘のバプティスト大学周辺での道路障害物除去に隣接の解放軍兵士がジョギング姿で現れ「自発的に」障害物除去に参加の美談あり。誰かが困つてゐるときに見るに見かねて自発的に困難克服の何処がいけないのか。暴動で不安に怯え毎日の生活もまゝならぬ市民を見るに見かねて……もありえること。自発的はこの小隊とそれの伍隊長レベルのことなのか。それで勝手に軍営を出てやつたら懲戒もの。当然、上司の許可が必要で何処まで合意を得てなのか最終的に中央軍委の批准だつたらすごい。いずれにせよ香港警察にとつての最大の抑止力が解放軍。


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秋晴れの日曜。久々に家人と裏山に入り電波塔のあるMt. Butlerの方へと分け入る。渓流もこれだけ雨もないのに水量もあり心地良し。騒々しい都会から30分も歩けば、これだけの自然があるのだから香港は本当に素晴らしい。
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この週末のTrailwakerは中止となつたが、そのルートであるMacLehose Trailのコースの標識が逆権のイラストに描き変へられてゐる!とY嬢から。山歩き者が抗議活動家になつてゐるが越へる崗が一跨ぎできさうな大きさからより大きくなつてゐるのも印象的である。

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映画〈トランスフォーマー〉でも舞台となつた鰂魚涌の巨大雑居ビル。今までこの角度から、このビルにこんなに明るく光があたることはなかつた。英皇道の向かひ側に新しいビルが出来て、そのビルがガラス壁のため冬場になり南からの日差しがビルに反射して、かうなつた。

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帰宅して皮鞄のメンテ。ミンクオイルよりも普通のハンドクリームのほうが中性でいゝと銀座の谷澤鞄店で聞いた。白色のハンドクリームは直接、皮につけてはダメ。手でクリームを揉んで溶かして透明にしてから塗りませう。


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理工大学での抗議活動が炎上。紅磡海底隧道の出入口で道路通行妨害もあり警察も鎮圧強硬。こゝが何うなるか?といふか何うしたいか、するか?で区議会選が決まる、いよ/\大詰め。
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中文大学ではいつたい何のやうな内部での動きがあつたのか。明報がよく伝へてゐる。学生会と一般学生、それに対して部外者を含む勇武派との運動方針の乖離。それでも内ゲバに至らなかつたとは。何うしても分裂しない反政府運動

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 中文大学の馬獄先生(政治学)「中文大がまさに香港である」

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中大之戰(上)捍衛山城的共同體 | 立場新聞

中大之戰(下)退場前後 山城抗爭者的矛盾與誤解 | 立場新聞