富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

甲辰年正月十六日

気温摂氏0.2/8.2度。雨(11mm)。

この日剩のはてなブログのアプリで今月3日の下書きが消せぬ。本編はもう上網してゐてパソコンやiPadでは問題ないのだがiPhoneのアプリにだけバグ?が残つてしまつたやう。その日は黒川での行事の拾遺で王祇祭の神社からの授かり物や当屋の扇の画像あり、まるで余程その地での印象強かつたのか今でも夢に見る夜もあり、それがiPhoneのバグか。バグの消しやうもないのでアプリ一旦消去して再インストールしてバグを消す。


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王守義牌の「十三香」をいたゞいた。

王守義十三香 香辛料粉ミックス 中華ブランド調味料 メール便 45gx4箱

各種香辛料調合で何とも香ばしい。生の落花生もいたゞいたので落花生を油でじっくりと炒め塩少々で十三香を振つてみたら更に美味しい。

島田雅彦<自民党とは>対米従属、保守でなく「保身」で「公益への奉仕」置き去り(毎日新聞)

島田雅彦といへば『優しいサヨクのための嬉遊曲』で左翼運動に対する失望だつたが、その島田雅彦が今となつてはもつとも反権力的な意味では左翼的なのかもしれない。

自民党は保守ではなく「保身」。党内調整が政治だと思っている彼らを政権の座から追放すべきだ。

しかし保守を名乗る自民党の奴らが実はアンチ保守の改革派で反自民にこそ伝統的な良心的保守の魂が温存されてきたのかも。

米国の間接統治の受け皿として自民党は機能してきた。そういう日本の政治方針は永久に変わらないという前提が彼らをつけあがらせている。米国に服従し貢いだ見返りのように私利私欲をむさぼる構造がある。保守を掲げてはいるが単なる保身なのです。

安全保障も経済も外交も野党は米国の思惑から外れた政策を打ち出しにくく自民党の政策との差異化がしづらい。それは日本は米国に負け日米地位協定が象徴的なやうに米国への従属の宿命であるから。だから日本の真の独立を掲げるカリスマが登場したとしても国民の圧倒的支持によつて守られない限り短命に終わる危険がある。

日本独自の政治風土は内側から変わらず変わる可能性があるとしたら外圧が高まった時です。あまり想像したくはないが日中戦争で敗戦するといった絶望的な状況に陥らないと変わらないのではないか。

戦後政治を振り返れば「露骨な対米従属政策を取つた政権は長持ち」する。日米同盟強化が前提で、日本列島を「不沈空母」に例へた中曽根康弘政権、イラク戦争で米国を早々に支持した小泉純一郎政権、集団的自衛権の行使を容認する安保法制成立させた安倍政権。過剰なまでに防衛協力し米国からしつかりと権力基盤を支へてもらふ。日本人から搾取した税金を米国に貢ぐ、いはゞ「悪魔の売国」といふ政策をとらざるを得ない。防衛費増額を強行する岸田文雄政権もその系譜。