甲辰年正月初七。気温摂氏0.9/16.7度。風16.2m(最大)。陋宅近くの梅も早くも満開。
資生堂の通販(ワタシプラス)から宅配が届く。いつも開梱してしまつてから写真を撮つておけば良かつた!と思ふので今日は慎重に。
資生堂メンズの一連の商品を使つてはゐるが スキンエンパワリングクリーム だけは消耗品としては高額(13,200円)なので普段の買ひ物ポイント還元セールとかでポイント稼ぎで、このクリーム入手の算段。さすがに無料にはならないが今回も9,000円分ほどのポイントがあつたので差額負担でこれが送られてきた。フェイシャルクリーム1つ送るには大きな段ボールも資生堂らしく、きれい。それを開けると内箱と薄いサーモンピンク色の布に包まれたギフトが現れる。
それを解くとやつと商品が現れるのだけれど単品の注文にギフトとしてステンレスタンブラーと資生堂パーラーのチョコレートがついてきた。ほんと、よくぞこゝまで。
▼「経済大国日本」その先は(朝日新聞)で水野和夫「脱·成長幻想で幸せ実現を」 が秀逸。日本のDGPの水準低下。短期的には円安の影響だが、もつと根深い原因は「日本の労働生産性が低い」こと。ドイツの人口は日本の約3分の2で平均労働時間は2割ほど短い。日本は「付加価値に結びつかない仕事が多すぎる。からです。必要性が不明な会議の資料作りとか。そこでふとイメージしたのが、これ*1。
もはやモダンアートの「地域循環共生圏」資料。それにしても現代の曼陀羅のやう。
だがもはやGDP幻想つまり成長幻想から脱すべきと水野先生。資本主義は「利潤の極大化」を目指し際限がない。それでも資本主義が肯定されるのは「国民生活を豊かにすると思われたから」。成長すれば生活水準も上がる。だが、そんな時代はもはや終はり。成長はあくまでも手段のはずなのに資本の暴走は止まらず再分配の仕組みは故障。世界の上位1%の富裕層が個人資産の4割を握る。民主主義も後退し環境破壊が進み……矛盾だらけ。
もはや、この「ゲーム」から降りるべきです。
私企業や市場や自由貿易は維持するが「利潤の最大化を目指さなくてもよい」。経済成長が最終的に「定常状態」になる世界。
経済の目的は本来、明日のことを心配しなくてもよい社会をつくること。それには働く人の権利を守り、社会保障を充実させることが必要です。育児休業の取得促進も「年収の壁」撤廃も女性活躍も本来、GDPを上げるためではなく、働きやすい環境づくりが目的でなければならない。それは成長至上主義からは決して生まれてこない。政治と国民の力で実現するしかないのです。
その通りだらう。だが自民党に政権を委ね、それで如何にかなると他力本願でさま/\な課題を何も解決せぬまゝ自民党がダメでも他の手段すら創生できない為体なのだから成長幻想から本当の豊かさになんて転換ができようか。