癸卯年八月廿廿四日。寒露。気温11.0/21.8度。
家人が『水戸の坂道、水辺の風景』（水戸まちづくりの会編、2018年）といふ本を図書館から借りてきた。2002年？だかに発行された『水戸の坂道』の改訂増補版なのださう。地図で見ると見事に水戸の上市（上町）大地を囲み「坂」がある。
上市ニ橋ナシ、下市ニ坂ナシ
だが長崎であるとか京都、尾道のやうに水府で坂はあまり印象にない。水戸、水府の名の通り水辺の都市ながら水府は上市にとつて生活圏が水府の大地の上（地図上🟢）であつて明治以降に水運が鉄道にとつて代はらると坂を下ることすら少なくなる。この地形の歪さが水府であつて幕末から血盟団事件までの（そして当世までの！）水戸っぽの精神の捩れも、この地形の影響を受けてゐるのかもしれない。
昨日からの（世の中は三連休であつた）市民会館と芸術館での秋のイベントで漫遊バスが水戸駅〜泉町間を毎時一往復。このボンネットバスは側面に山形交通とロゴが残つてゐた。クラシックバスの愛好家が集まつて車両のメンテと運転、かうした観光イベント等での運行を続けてゐる。白ナンバーなので運賃をとる営業はできない。
中秋からもう十日近く過ぎたが所謂「月見団子」をいたゞいた。団子や（伊勢屋）では「白団子」と呼ばれてゐた。とらやのあんペーストがあつたので、それをのせて頬張る。
あの記録的な猛暑が嘘のやうに急に肌寒くなつた。
もう老人力なのかしら、横尾忠則先生ぢゃないけど現実と非現実の境界が曖昧になり時系列も今日のことだと思つてゐたら昨日ことだつたり……で昨日の日記に書き忘れた昨日の事実がいくつもある。
ジャニーズの記者会見（2日）で司会者（松本某）から指名されないまゝに記者会見場で質疑叫んでゐた東京新聞の望月記者は元朝日？記者（緒方某）とネットメディア（Arc Times）主宰で御両人は当然のやうにNGリストで昨晩は同じくNGの松谷創一郎招きネット配信。これを聞きながら思つたのだが当日の会見は各社一問一答が「ルール」のことろNGリストに基づいてか指名されない望月記者らが雄叫んでゐ副社長イノッチではないが、つい「冷静に」と思ひさうなのは質問が前回同様に「少年への性加害」だとか「新社長ヒガシはセクハラしてゐなかつたのか」レヴェルだからと思つてしまひさうだが実は彼ら（望月記者は番組中の他二人とのやりとりでも一寸噛み合へないところ目立つやう）は実は新体制のジャニーズ事務所に質したかつたのはエージェントとしての新会社設立で社名はファンから公募などと宣ふがファンクラブそれぢたいの毎年の売り上げや資産価値がいくらなのか、それに出版権で原盤がいつたいいくらになるのかといつたことを考へると旧事務所は補償で新会社はエージェントといつても実際には通常の企業買収で考へれば巨額の資金が動くわけで、それに新会社に新たに誰が出資するのか。今の新社長（ヒガシ）とイノッチ（副社長）でどこまで具体的な計画が進行するのか。
算定されたジャニーズ事務所の「驚きの企業価値」買収を諦める大手芸能プロ、そして「巨艦」を舵取る東山新社長の苦難（現代ビジネス）
さうした点を実はNGの緒方、松谷は2日の会見で糺したかつたのださう（望月記者は不明）。さうするとジャニーズ事務所とプロの危機管理会社wは実はNGの彼らを指名できなかつたのは今更、ジャニー喜多川の（さういへば一昨晩の武田砂鉄（TBSラヂオ）で砂鉄さんがジャニー喜多川を呼び付けしてゐたのはメディアで画期的かも）性加害だとかヒガシがどこまでジャニーJr.に対して加害があつたのか？なんてことよか寧ろ「新会社について」でNGの彼らから予想される質疑こそ面倒であつたのではないかしら。
原武史（歴史のダイヤグラム）赤旗まつりと西武鉄道 ：朝日新聞20231007
昭和37〜50年にかけて日本共産党の赤旗祭りの開催は都立狭山公園。因みに共産党支持の美濃部都政が昭和42〜54年。当時、この赤旗祭りに合はせ新宿と池袋から西武線は多摩湖、西武園、狭山湖（後の西武球場前）の各駅まで臨時急行を参加者便宜のため運行。当時の時世といふ背景もあるが西武は堤清二が日共こそ除名処分を受けた過去もあるが不破、上田と東大からの昵懇で清二から西武鉄道牛耳る（政治的信条は真逆だが）義弟に対して何らかの働きかけあつたのでは？と。
▼岸田動静（7日）0751東京駅。0821やまびこ127号で同駅発。0908宇都宮駅着。1008栃木県那須烏山市の小森牧場。搾乳や餌やりを視察、体験。酪農家らと意見交換。小里泰弘、上野通子両首相補佐官同行。1159茨城県常陸大宮市の美和地域センター別館。宮下一郎農林水産相、小里首相補佐官らと昼食。1255同市の山林。スギの伐採作業などを視察。1409同市の宮の郷木材事業協同組合。製材工場を視察。1449報道各社のインタビュー。1542水戸市のホテルレイクビュー水戸。自民党茨城県連との意見交換会に出席。1706水戸駅。1727ひたち22号で同駅発。1846東京駅着。1858公邸。
「総理、これは絵になります。これで補選はいけますよ」。そう総理秘書官が耳元で囁き、こんな茶番をやらせているのではないか。全てが選挙のための印象操作。総理の「一日酪農体験」が票に結びつくと考えているのであれば、あまりに浅はか。酪農家の苦境を嘲笑う蛮行である。（小沢一郎）
