富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

人生初COSTCO

癸卯年八月廿二日。気温摂氏12.7/24.4度。晴。知人がCOSTCOひたちなかにある「倉庫」に買ひ出しにゆくといふので着いていつた。

アタシにとつての人生初COSTCOとなる。会員証を見せて入場すると最初がいきなりAppleiPhoneiPadの売り場だつたのが意外。そこから突然、これからのシーズンで冬物衣料が積んであると思ふと左側は飲料がずらりと並び角を曲がると食料で、それでも右は生活用品だつたり目がまはる。どの商品もドレッシングが1ℓパックだつたりポーションが大きいか小型の雪印バターなど3パックでパッケージだつたり。全ての商品がコストコの商品陳列に見合ふダンボールのまゝ陳列できるやう設計されてゐる。明日はパーティがあるとか地元でも藤原秀郷(俵藤太)だとか佐竹家であるとか一族郎党多数で食ひ扶持も大きいとかでCOSTCOで買ひ物ならわかるが3人家族とか高齢者家族で何うやつてこれだけの食料など食べるのだらう。米国はかうした生活の結果、深刻な肥満体社会となつたのだけれど。

それにしても国立ひたち海浜公園の西側一帯にあるショッピングセンター群の巨大さ。こんな消費場所が郊外にあるのだから旧市街の商店街などたまったものぢゃない。先日、阿見のプレミアムアウトレットに行つたときも感じだがアタシはかういふ施設が本当に苦手。

f:id:fookpaktsuen:20231007215024j:image

夕方、商店街にある小さな団子や(伊勢屋)に寄つた。昔は軽食など供する食堂だつたと記憶するが今では団子の小売のみ。夕方で草餅や豆大福、大福など多くが売り切れ。昔懐かしい豆餅と焼きだんごがあつたので、それを購入。COSTCOの強烈なショックのあつだつたので、こんな小ぢんまりした商売と売りもののちま/\した態に本当にほっとする。これで360円。

銀座百点(10月号)で「時代で変わる商店街」(インバウンド第二波の今)と題して秋葉原電気街振興会、築地食のまちづくり協議会と合羽橋商店街進行組合の代表の鼎談が面白い。

築地 以前はアジア圏が圧倒的に多かったが今は西洋も多い。SNSで“バスりやすい”店が突然行列をつくる。中国人が多い。乾物。

合羽橋 包丁屋だらけ。包丁屋ストリートになってしまいそう。フランス人が多い。全体の三分の一くらいフランス人。中国人がそんなに多くないのは景徳鎮があるからか(笑)。

秋葉原 アニメ。アニメとフィギア。もう電気街じゃなくなりさう。老舗で生き残ってゐるのはほんとに小さな部品屋くらい。